ワンプラス流『ラーメン談義』

デイサービス

大阪府寝屋川市にあるワンプラスデイサービスは、脳梗塞・脳出血後遺症にマンツーマンでリハビリを提供する、ちょっと変わったデイサービスです。
リハビリには、発症後何年たっても回復効果が見込める促通反復療法(川平法)を熟練したセラピスト(私)がすべてのご利用者さまへ行っています。
大阪北部や京都南部、奈良北部へは出張で自費リハビリも行っております。
デイサービスでは、一人のご利用者さまに30分~40分、場合によっては1時間近く促通反復療法を施しており、毎日毎日、ご要望の多い(笑)ご利用者さまを相手に格闘しております。
そんな賑やかなワンプラスなのですが、ある日のティータイムに交わされた会話についてお話してみたいと思います。

事の発端は?

さてある日のご利用日、リハビリを終えてホッとした雰囲気のご利用者さまと、これからリハビリに臨むご利用者さまが食堂の席に腰かけ、のんびりと会話を楽しまれておりました。
その中に、ワンプラスのご利用を始めてまだ数回のIさま(男性)がおられました。
Iさまはまだ40代とお若く、発症後まだ半年少々しか経過していないという方です。右半身にマヒが残っており、脚に関してはほとんど問題はなく、杖も装具も不要でテクテク歩かれます。
上肢に関しては肩と肘の動きは悪くないのですが、手指の動きが鈍く日常生活に不自由を感じておられます。
そんなIさまがスタッフと話をしている時に、ラーメンがお好きだということが判明しました。
その情報を耳にしたスタッフが、リラックスムードの他のご利用者さまにこう投げかけました。
「Iさんは、ラーメンを食べるのがお好きだそうです」と。

様々な情報が飛び交う!

さて、スタッフから投げかけられた情報を受けて、ワンプラスが誇る名物ご利用者さま達(?)から怒涛の情報が!
「マヒした手でどんぶりを押さえて食べるようになりたいよな」
「○○屋のカウンター席は、座っているとマヒ側の足が痛くなってくる」
「〇△屋が出してくれるスプーンは、先がフォークのようになっているので食べやすいよ」
「フードコートのラーメン屋でも『あそこに座っているのでお願いします』って店員に頼めば席まで持ってきてくれるよ」
「△△屋は入り口に段差があるのがなぁ。地味だけど意外に入りづらかったりする」等々・・・。
当事者ならではのタメになる情報が満載のティータイムとなりました。
ワンプラス歴の浅いIさまの自己紹介的に話を振ったスタッフもIさまご本人もちょっと驚いた様子でした。

当事者ならではの目線ですね

ラーメンの話題といえば「やっぱり豚骨だよね」とか「細麵がおいしいですよ」などラーメン自体の味や価格などになりがちですが、さすがはワンプラス、脳卒中当事者の目線で語る情報が盛りだくさんでした。
ワンプラスは、脳梗塞・脳出血後遺症に対するリハビリだけでなく、こういった当事者が困っていることを率直に相談できて、そして誰ひとり情報弱者にならない、みんなで楽しく生活しようという強固なネットワークにもなっています。
Iさまも、仲間の押しの強さにやや驚かれていましたが、慣れてくればもっともっと生活に役立つ情報が入ってくることでしょう。
ワンプラスの仲間入りですね!

脳梗塞・脳出血後遺症に悩まれている当事者が、ワンプラスに集い楽しく生活できていることを実感してもらえることがとても嬉しい私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess

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