さて今回は、前回に引き続き、ワンプラスが他のデイサービスと違う部分について詳しく解説していきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
前回は脳梗塞・脳出血のリハビリに特化している部分についてフォーカスしご説明しましたが、今回は視点を変え、他の部分についてもご説明しようと思います。
徹底的な少人数運営
一般的なデイサービスのイメージでは、朝から30名とか40名とかの利用者さまが集まり、グループ分けされ、あるグループはすぐに入浴、あるグループはカラオケ、はたまたクイズ、折り紙、体操などなど・・・。お食事をはさみながらオートメーション的にローテーションを組んで移動している、というのが一般的かと思います。
ワンプラスでは、基本的に私のマンツーマンでのリハビリがメインになりますので、一度に多くの利用者さまに来られても、うまく時間配分をすることが出来ません。
というわけで、朝10時~夕方6時半まで利用時間を設定しているのですが、小グループを形成し、時間を空けてご利用いただいています。ですから同時にご利用いただくのは多くて3名までです。騒がしい雰囲気が苦手であったり、元気な利用者さまが活発に動かれている端っこで何となく居心地が悪く肩身の狭い思いをされている方が過ごされる環境としては最高だと思います。スタッフも利用者さまとほぼ同数働いております。皆さん時間差で来ていただき、のんびり家族的な雰囲気でお過ごしいただいております。
ご利用の基準が「脳卒中」
ワンプラスのご利用者さまは、9割以上が脳梗塞・脳出血の持病を持たれております。ですから、手足にマヒのないお元気な方のご利用はほとんどありません。ですから、建物の作りから行っていただくプログラムまですべてが「脳卒中目線」です。他のデイサービスでは、健康な高齢者向けのマシンを使って運動をする、などというお話をお聞きしますが、その際半身マヒのある方は非マヒ側だけでマシンを動かし、マヒ側は使わない・・・。などということが多くあるとお聞きします。運動指導のスタッフも、マヒ側に対する知識が浅いため、対処の方法が分からず、おっかなびっくりの対応になることがよく見られると思います。色々な障がいレベルの方がご利用される場合、このようなことが起こるのも仕方ないのかもしれませんが、ワンプラスはそもそもマヒを伴った方のご利用を想定しているので、そんなことはありません。川平法以外のマヒ側の運動プログラムもしっかり用意していますし、脳卒中の方への接し方の教育を受けた経験豊富なスタッフが、貴重な時間を無駄なく使い、マヒ側も非マヒ側もバランスのよい運動指導が行える環境を整えていますし、移動や移乗の介助などを含め滞在時間全般にわたってストレスのないご利用が可能だと思います。
肩身が狭くない!
そして何より、皆さんが同じ悩みを抱えていらっしゃるので、肩身の狭い思いをする必要はありません!多少移動に時間がかかっても、お手洗いに行くのに難儀されても、それはみんな同じこと!スタッフも十分心得ています。ワンプラスでは、テキパキ動かれる利用者さまに気を使い、遠慮されることなど皆無です。むしろ、移動時の歩き方などをスタッフや他のご利用者さまからしっかり観察され「今日は良く足が挙がってるね」とか「椅子からの立ち上がりのスピードが上がったね」などの指摘を受けることもしばしばです。ワンプラスにはワンプラスのゆったりとした時間が流れています。
まとめ
ここ2回あまり、ワンプラスの特長をご紹介してきていますが、結局のところワンプラスの特長の源はすべて「脳卒中に特化」しているところですね。私の調べた限りで、ここまで脳卒中に特化したデイサービスの存在を知らなかっただけに、開業時は勇気が要りましたが、ふたを開けてみればやはり「こんな施設が出来るのを待っていたよ」とおっしゃっていただける当事者さまや家族さまの多さに本当に助けていただいております。ただ、ワンプラスがすべて完ぺきな対応が出来るデイサービスなのか?といえばそうではないと思います。利用者さま、家族さま、ケアマネジャーさま、主治医の先生等、関係していただいているすべての方のご意見を参考に、昨日より今日の方が良くなった、と思えるワンプラスを作っていかねばと思っております。
そんな熱い思いを持ったワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess
コメント