ワンプラスには、脳梗塞や脳出血後遺症に悩み、生活が不自由な方がたくさん通っていらっしゃいます。
少しでも生活が楽になるよう、みんなで少しずつ一歩一歩改善を目指してリハビリに励んでおられます。
一般的には発症後半年を経過してしまうと「慢性期」や「維持期」などと呼ばれ、マヒした腕や脚の機能回復を望むのは難しいと言われてきました。
しかし、最近の脳科学の発展により、脳は思った以上に柔軟性に富み、正しいやり方で繰り返し行えば、失ってしまったと言われる機能を再獲得することも夢ではないという事が分かってきました。
ワンプラスでは、脳の柔軟性「可塑性」を利用した促通反復療法・通称「川平法」をメインに、利用者さまとマンツーマンでリハビリを提供しています。
これまで、動画やエピソードで数々の変化や喜びの声をお伝えしてきていますが、今回ご紹介するお話は、またまた私を驚かせ嬉しい気持ちにさせてくれるものです。
ワンプラスに通う利用者さまは、どこまでパワフルなのでしょうか?
今回ご紹介するのは・・・
今回ご紹介するのはNさま(57歳 男性)です。Nさまは左片マヒを患っており、マヒ側の上肢はほとんど使えていません。下肢はある程度機能しており、短下肢装具を着けながらも安定した歩行をされています。
まだ57歳とお若く、本来なら仕事や趣味に熱中している年代だと思います。ご自身の思うに任せない体に苛立ちを感じておられることもあろうかと思いますが、ご本人さまはいつも笑顔で黙々とリハビリに取り組まれます。
そんなNさまの進歩をご紹介した記事があります。こちらです。
https://oneplusreha.com/rehabilieffect-9
お友達の多いNさま
元々人付き合いが良いからでしょうか、お友達がとても多いNさま。ことあるごとにお友達と連絡を取り、コロナの影響がなければ頻繁に会っていたと思います。
それも中学校や高校、大学時代のお友達の多いこと。長い付き合いがあると思われるお友達と頻繁に今でもつながっていらっしゃいます。温厚で付き合いのよいNさまの人柄がよくわかります。
そんなNさまは、それらのお友達からのお誘いがたくさん入ってきます。
先日のご利用時、Nさまはポツリと「俺、友達からゴルフに誘われているんや」とおっしゃいました。
ゴ、ゴルフ??
Nさまの唐突な発言に、最初は意味が分からず戸惑いました。しかし、話の詳細を聞いてみると、納得のいくものでした。
なんでも、お友達がゴルフのレッスンを受けておられ、担当コーチが障碍者へもレッスンが出来るということを知り、そのお友達がNさまに声をかけてきたのだそうです。
しかし、ゴルフの経験をお持ちのNさまとは言え、脳卒中発症後に再びプレーをするなどということがにわかに信じられず、理解をするのに正直時間がかかりました。
でも、ご本人さまはかなりの乗り気でした。
さて、どうでした?
さて、ゴルフ当日もワンプラスをご利用だったNさま、帰り際に「俺、行ってくるわ」とのセリフを残し、颯爽とワンプラスを後にされました。
その次のご利用日には、画像や動画をたくさん見せていただきました。
ご本人さまによると、思っていたよりボールはまっすぐに飛んだそうです。担当コーチ曰く「健常な人のスイングは、体のいろんな所が無駄に動いてしまって乱れることが多い。片マヒの方は動かせる部分をうまくコントロールすることでまっすぐボールを打つことが出来る」そうなんです。
なるほど!そういうことですか。無理に体を動かそうとせずに、動かせる部分をうまく操作するんですね。
とても勉強になりました。と同時に嬉しそうに報告してくださるNさまのすっかり自信にあふれた表情が印象的でした。
Nさまの当日の雄姿はこちら
う~ん、カッコイイ(笑)。でも、左前腕が回外してしまっています。ちょっと緊張しているのかな?
まとめ
もうすぐ開幕するオリンピック・パラリンピックを見てもわかる通り「パラアスリート」という言葉はすでに浸透しています。このことからもわかるように、どんなに体が不自由でもスポーツや趣味活動を楽しむ生活を送る権利はあるし、チャレンジ精神を持った方が多いと思います。
Nさまも、また打ちっぱなしで練習を積んで、いつかコースに出ることを夢見られていると思います。
そうなると、いよいよ手足の回復が重要になってきますね!
Nさまが不自由ながらも楽しく生活を送っていただけるよう、これからも支援していきたいと思います。
そんな、パワフルなご利用者さまを全面的にサポートする決意を持った私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess
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