ワンプラスデイサービスの中味をご紹介します。

デイサービス

ワンプラスデイサービスは、脳梗塞・脳出血後遺症に積極的にアプローチして、マヒに悩む皆さまの生活の不自由さを少しでも解消するためのデイサービスです。
主に採用するリハビリ法は川平法(促通反復療法)です。これは、最新の脳卒中リハビリの考え方である「ニューロリハビリテーション」のひとつであり、特殊な機器や設備を使用することなく、熟練したセラピストの手で行うリハビリ法です。
現在、ワンプラスで川平法を扱えるセラピストは私一人だけなので、ご利用いただいている方は皆さん私とのマンツーマンタイムがあります(笑)。
今日はワンプラスで行われている具体的なスケジュールを簡単にご紹介します。

デイサービスでこんなことをやっています

ワンプラスは、大阪府寝屋川市にある小さなデイサービスです。脳梗塞・脳出血後遺症で不自由を感じている方の悩みを少しでも解決するための機会を提供したいという思いで日々活動しています。利用者さま一人ひとりとしっかり向き合って、じっくりと取り組み、ご納得いただくことを目標としています。

スケジュールのご紹介

■ワンプラスデイサービスのタイムテーブル

時   間 内   容
10:00~ 到着。バイタルチェック。
10:30~ 準備体操(ウォーミングアップ)。非マヒ側の筋力アップトレーニング。
11:00~ 川平法(促通反復療法)。指導員とマンツーマンで行う。
12:00~ 自主練習(作業療法や歩行練習など)。
12:30~ 脳トレーニング。ティータイム。歓談。
13:05~ ご自宅へ送迎。

上記タイムスケジュールは、午前10時にご利用を開始された場合の一例です。実際には、平日の午前10時から午後6時30分までの間で約3時間の滞在となります。

具体的な内容 ~準備体操~

ご自宅へお迎えに行き、デイに来ていただくと、まずはバイタルチェックを行います。体調変化の聞き取りも合わせて行い、リハビリの可否を判断しその日の活動内容を決定します。
その後、問題がない利用者さまは準備体操を行っていただきます。
準備体操は、以下の項目を意識して行います。

・体を動かして異常がないかどうかを確認する
・全身の関節を動かし、リハビリに備える(体を慣らす)
・マヒして動かしにくい関節に命令を入れ、そのコツを習得する
・体を傾ける↔戻す、などしてバランス感覚を養成する
・非マヒ側をしっかり鍛え、ADLを維持できるようにする

川平法を効果的に行うための準備ですね。

具体的な内容 ~川平法~

ここからは利用者さまとマンツーマンとなります。お一人に充てられる時間はおよそ40分程度です。この時間を最大限有効に使えるよう工夫しながらのリハビリです。主な内容は以下の通りです。

・上肢、下肢どちらに主眼を置くか決定する
・原則は中枢側の大きな関節から末梢側の小さな関節へ順に移動していく
・動きが芳しくないときには、振動刺激や機械的電気刺激を併用する
・動きが良い関節から近い関節へ移動し、良い波及効果を狙ったりもする
・利用者さまと決めた目標(日常生活動作)を実現するような項目を練習する

川平法のリハビリ直後に動きが大きく改善する即時効果が見られることもよくあります。

具体的な内容 ~自主練習~

セラピストとおこなったリハビリの効果をより高めるため、利用者さまには自主練習にも取り組んでいただきます。
内容は以下の通りです。

・木片を移動させるなどの物品操作練習
・お手玉や小さなボールを狙った位置に投げるような練習
・おはじきを指で弾き、指をしっかり伸ばすための練習
・両足で立ち、転倒せずにバランスを取ることのできる範囲を拡大する練習
・歩くときに出る典型的な歩き方である「ぶん回し歩行」の矯正練習

この他にも、いろんな工夫を凝らして自主練習の種目を作り、行っていただいています。

具体的な内容 ~その他~

準備運動から川平法のリハビリ、自主訓練がワンプラスの3本柱です。これを繰り返し行って徐々に進歩していくことを目指しています。
その他の時間で、脳トレーニングや情報交換、ティータイムなどを楽しんでいただいております。

まとめ

ワンプラスデイサービスは、脳卒中後遺症のリハビリに特化しているデイサービスなので、利用時間中にレクリエーションなどは行いません。落ち着いた雰囲気の中で歓談していただいたり、趣味の本を閲覧していただいたり。また、利用者さま同士で持っている医療情報の交換など、さまざまに時間を有効に使っていただいています。
また、整形外科疾患のリハビリに、と通っていただいている利用者さまもいらっしゃいます。そんな方にもマンツーマンリハビリを提供しております。
そんなご要望もありましたらお問合せ下さい。

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