12月も半ばに入り、いよいよ今年も押し迫ってきました。
早朝外に出ると手がかじかみ、息が白くなり、あれだけ暑かった季節も進んできたのを感じます。
そんな中でもワンプラスは相変わらず元気に稼働しております。
若くて元気に動き回る利用者さまが多いワンプラスですが、先日こんなことがありました。
自由に外出したい
脳卒中を患い、手足にマヒの後遺症が残ってしまうと、生活が突然不便になってしまいます。
特に50歳くらいを境に発症の危険が増してくるようで、若くして不自由な生活を送っておられる当事者の方も多くいらっしゃいます。
ワンプラスには、そのような方が多く通っていらっしゃいます。
そんな彼らの口からよく聞くのが
「誰にも迷惑をかけたり気を遣わずに、自由に外に出たい」
という言葉です。
ワンプラスでは、促通反復療法を駆使してマヒに対して積極的にアプローチし、歩行訓練などにも時間を割いて取り組んでいます。
そのおかげで、安定して早く、遠くまで歩けるようになる人はいらっしゃいます。
ただ、それでも歩行で行くことが出来る範囲は限られてしまいます。
大阪市内まで、とか総合病院までの通院、とかマヒが無かったとしても歩いて行くことが出来ない場所ってたくさんあるわけです。
そんな時は、ご家族による送迎などに頼らざるを得ないわけで、なかなか気を遣うわけなんですね。特に若いと。
これくらいの用事、自分一人でやりたい、誰にも気遣いなくこなしたい、と思うわけです。
強い味方があります
そんな希望を持った方に対して、介護保険の福祉用具レンタルを利用した電動カートや電動車いすがあるわけです。
これらは、安価でレンタルすることが出来て、乗り方さえ慣れてしまえば公共交通機関との併用で、移動範囲がとても広くなる便利なアイテムです。
ワンプラスの利用を開始する前からすでに使っている方もいらっしゃいますが、回復期病院を出てすぐにワンプラス、という若い方はその便利さを知らずに生活が始まるわけです。
慣れれば便利です
すでにワンプラスの仲間が電動カートや電動車いすを使っていることは分かっていても、ちょっと怖かったり費用負担が心配だったりして及び腰な方も何名かいらっしゃいました。
そんな時、ワンプラスの面倒見の良い心強い先輩がレンタルの方法や費用、乗り方のコツなどをしっかりレクチャーしてくれ、ここ2か月ほどで3名ほどのご利用者さまが新たにレンタルを開始されました。
最初はおっかなびっくりな感じでしたが、慣れてしまえばどうという事は無いらしく、とっても便利に使われている様子をお聞きします。
中学生に・・・
そんなある日、電動カートの先輩が、電動車いすの初心者を連れてランチに行ったそうです。カートと車いすが連なって移動してる姿を想像するだけで面白いのですが、その時にたまたま通りかかった中学生くらいの男の子に、すれ違いざまに『おお、リアル・マリオカートや!』と声をかけられ、面白くて笑ってしまったそうです。
そのエピソードも大変面白かったのですが、ワンプラスのご利用者さま同士がプライベートでお出かけできるようになっていることに大変感銘を受けました。
今回ご紹介したお二人の他にも、電動車いすをレンタルした直後に電車に乗り、以前働いていた大阪市内を散策され楽しまれる猛者が現れるなど、行動範囲が広がった当事者の楽しそうなお話を聞くとこちらもとても嬉しくなります。
ただ、交通マナーや事故などには十分気を付けられて、自立への一歩を踏み出していただきたいと思っています。
生活に不自由を感じている当事者が、自立に向けて努力する姿に逆に力をもらっている私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess
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