ワンプラスで日々リハビリに取り組んでいただいている利用者さまの、実際の成果を動画で撮影したものをご紹介していきます。
ただし、効果が出ても、いつも撮影しているわけではないので、毎度動画でご紹介することは難しいです。
今回のように分かりやすくご紹介できる場合もあれば、利用者さまご本人のお話、スタッフの感じたこと、ご家族やケアマネジャーその他のお話などでご説明する場合もあります。
ワンプラスを利用することでどのように体や生活が変化していっているのかをご理解いただけると嬉しいです。
今回ご紹介するのは
今回ご紹介するのは、Ｉさま（５６歳・男性）です。脳卒中を両側に発症されています。左右両方にマヒが残り、特に右側のマヒが強く出ています。動作は全体的に緩慢ですが、比較的上肢の機能は良好です。ゆっくりであるならば箸使いも可能です。下肢の方がマヒが残っており、歩行も４点杖を使用して見守りながらゆっくりと歩く、といった感じでした。まだお若いので、ご家族で遊びに行かれたりアクティブに行動したいというご要望があったので、下肢の機能回復に主眼を置いてリハビリを行いました。
熱心なリハビリ
Ｉさまは、まだ５６歳。お子様も小さく、働き盛りのお父さんです。それだけに、回復に対する意欲も高く、利用開始当初から大変熱心でした。あまりの熱心さに翌日に筋肉痛が出てしまうくらいでした。川平法を行って筋肉痛が出てしまう事はあまり褒められたことではないのですが、Ｉさまは、それくらいの意気込みで通ってきていただいていたのです。
川平法は、歯を食いしばって動きの悪い手や足を動かすのではなく、いかにリラックスして、狙った運動だけを再現させることが出来るか、という事が重要です。
気がはやるＩさまを説得し、リラックスして集中した運動を心がけていただくよう指導しました。
徐々に変化が
奥様に相談し、途中から週３回のご利用に変更していただきました。ご利用の都度、一生懸命に努力される姿に、何とか結果で応えたく、スタッフ一同強い思いを持ってリハビリにあたりました。その成果か、徐々に動きに変化が出てきて、マヒの強かった下肢に動きが出てきたのです。
動画で成果をご紹介
下肢の各関節にアプローチし、何度も効果を検証しながらリハビリに取り組みました。その結果、つま先の動きに大きな変化が見られるようになりました。
それがこの動画です。
ほとんど自分の意思で動かせなかったつま先が、自分の力で動かせるようになりました！ご本人さまの強い意欲に少しお応えすることが出来て、本当に感動しました。
まとめ
一般的に言って、手先や足先の動きを回復する作業は難しいと言われます。川平先生もそのようなことをおっしゃっていたと思います。
私の経験則から言っても、動きがなかなか出ずに苦労することが多くあります。
しかしＩさまに関しては、かなり早期につま先の動きが出てくるようになりました。マヒが強くて、なかなか難渋するタイプだと感じていただけに、正直に言ってちょっと意外な反応でした。
それでも、効果が出た次のご利用時に奥様が「靴下を履かせる時にとても楽になってうれしいです！」と言っていただけたのには感動しました。
ご本人さまやご家族さまが喜んでいただけるのが一番のモチベーションになります。
今後も頑張っていきたいと思います！
コロナ自粛が徐々に解除になり、今までのペースに乗りかけている私が運営するワンプラスは、川平法（促通反復療法）をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess
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