わが家の犬がピンチになりました5

管理人日記

前回までのあらすじ
年末くらいから原因不明の低たんぱく血症(腹水・胸水)が出てしまったわが家の犬ヒナタ(メス)。かかりつけの獣医さんでは埒が明かず、評判の高い先生に診ていただく。相変わらず原因は分からなかったが、先生のあるひと言によって形勢逆転のチャンスが訪れる・・・

ダメもとでやってみよう

昨年末から4か月ほど体調不良が続き、明らかに元気のないヒナタ。あれだけ大好きだったおもちゃにも反応せず、一日中クッションの上でぐったり。お腹周りはブヨッとしていて健康的な感じは全くしません。ステロイドやその他の薬のおかげで致命的なレベルは避けられている、というような状況が続いていました。
そんなある日の受診時に先生から「食事療法で、この症状が治まったという症例報告があるんだけど、やってみる?」と言われました。
ほとんど選択の余地もなく同意するわが家。詳しく先生に内容を聞き、早速自宅で実行です。もはやダメ元状態でした。

さぁどうだ!

先生から聞いた食事療法は、簡単に言うと「高たんぱく無脂肪食」を貫き通すというものでした。
血液中のたんぱく質濃度が低くなる低たんぱく血症。要は食事からたんぱく質が吸収されず体外に排出されてしまっている状態です。このおかがで浸透圧の原理によって水が体内にたまってしまう(腹水や胸水)のです。放置すれば命に関わる症状です。
この症状に対して高たんぱく無脂肪食で対応すると、症状がケロッと治まってしまう例があるというのです。
具体的には、高たんぱくでほとんど脂肪を含まない鶏のささみ、糖分を摂取するサツマイモやジャガイモ、ご飯(白米)をもっぱら食べ続けるというものです。
これらをバランスよく摂れるように人間が管理するわけです。
ただし、これだけでは栄養のバランスが取れていないらしく、別途ビタミン剤を加えて食べさせるという指示をもらいました。
動物病院から家に帰る道すがらスーパーに立ち寄り、サツマイモとささみを買い込みました。
これで本当にヒナタの症状が改善するなら、こんなにお安い御用はありません。
せっせと準備をして、ヒナタに食べさせました。

結果は???

先生から指示された食事に変えて数日、なんとなくヒナタに良い変化が出てきたような気がしました。期待を持って先生に報告し血液検査をしてみると、明らかに数値が改善していました!もうびっくりです。
まだ予断は許さない状況とはいえ、血中たんぱくの数値が改善していたのは、本当にうれしかったです。
先生が採血中に「改善していてくれよ~」とつぶやいていたのを妻は聞き逃しませんでした(笑)
「しばらくはこれを続けて、様子を見ましょう。これで正常値に戻ればもう問題はないでしょう」
と先生に言われ、夫婦で心から喜んだのを覚えています。
あとは、この食事療法が永続的に効果を発揮し続けてくれることを祈るばかりです。
その後ヒナタがどうなったのかは、また次回にご報告します。

ヒナタの様子が落ち着いてきてホッと胸をなでおろしている私が運営するワンプラスは、川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess

コメント

タイトルとURLをコピーしました