ラグビー日本選手権 準決勝観戦記

管理人日記

さて、コロナ禍でスケジュールに大幅な変更の入ったラグビートップリーグですが、ようやくプレーオフの準決勝がこの土日に行われました。
ラグビーウォッチャーの私としては、いよいよ実力の伯仲したチームが勝ち残ってきた見ごたえのあるゲームが始まるとあって、世の中の無関心とは反比例した興奮度でこの日を迎えました。
特に今年は、2019年のワールドカップで、海外の有名選手に日本の治安の良さやラグビーをプレーする環境が整っていることなどが認識され、びっくりするほどのビッグネームが大挙来日。レベルの違ったプレーを見せてくれて大変楽しみました。
また、トップリーグから来年度は新しいプロリーグが発足する予定です。トップリーグ最終年度としての優勝争いを、各チームが本気で取り組んで熱のこもったシーズンともなりました。
緊急事態宣言中の自粛生活で、この準決勝二試合をゆっくりと堪能することが出来ました。
今日は試合観戦雑感を書き残したいと思います。

第1試合 パナソニック対トヨタ自動車

強豪同士の対戦とはいえ、やはり試合前の評価では、パナソニックにトヨタが挑むという図式でした。
パナソニックの良いところは、とにかくディフェンスが強いことです。相手との接点が何と言っても強い。タックルが強いので、相手にボールコントロールを許さないし、接点に人数を掛けなくても良いので、トヨタは何回フェーズを重ねてもゲイン出来ません。そして相手のスキを見つけたとたんに人数を掛けてボールを奪いに行く。
パナソニック、まさに横綱です。
ディフェンスの強さも光りますが、私的にはパナソニックの和製バックスリー、福岡選手、野口選手、山沢選手の生きの良さも印象に残りました。福岡選手は決勝が終われば引退ですね。とても残念です。野口、山沢両選手は、その空いた大きな穴を埋める活躍が来年以降求められるでしょう。
トヨタも、NZ代表主将のキアラン・リード選手や豪州主将のマイケル・フーパー選手などタレントぞろいのメンバーで臨みましたが、横綱の牙城を崩すまでには至りませんでした。また、ウィングの高橋選手、元気ですね。近い将来日本代表もあるかもしれませんね。
トヨタが先制点を挙げて「おっ?」と思わせましたが、やはりじわじわと形勢を逆転していく試合巧者ぶりには舌を巻きました。パナソニック監督のロビー・ディーンズさん、毎年良いチームを作ってきます。

第2試合 クボタ対サントリー

今しがた観戦を終えました。この試合もサントリー絶対有利の評価でした。何と言っても今シーズン不動のスタンドオフ、泣く子も黙るNZの至宝ボーデン・バレット選手率いるサントリーには、つけ込む余地がないと言われるほどのゲームコントロール力があります。そこに、準々決勝で神戸製鋼を破って勢いに乗るクボタがどこまで食い下がるかに注目の集まった試合でした。
クボタが先制してサントリーが追いかける展開になれば面白いと思っていましたが、なかなか思うようにクボタは攻め切れませんでしたね。逆にバレット選手からの展開でトライを取られてしまいました。
クボタには、ラブスカフニ選手や身長2mを超える両ロック、南ア代表の絶対的フッカーのマークス選手など、FW周辺での力勝負を得意とする選手が並んでいたので、素早い展開を好むサントリーとは対照的で、どうにか自分たちのペースに持ち込みたかったのですが、試合巧者のサントリーペースに巻き込まれてしまいました。
サントリーはバレット選手や流選手などがキック攻撃を巧みに操り、常に相手陣で試合を進めていました。うまいです。
クボタには、好きな選手が多いので頑張ってほしかったのですが、もう一歩届きませんでした。特に、前試合で出場停止を受けたフォーリー選手が出られなかったのが残念でした。立川選手が本来のセンターではなく、スタンドオフに入らなければならなかったのが痛かったか。バックス攻撃に迫力が感じられなかった原因かもしれません。

まとめ

やはりラグビーです。番狂わせは起こりにくいスポーツですね。大方の予想通り決勝はパナソニックとサントリーで争われることになりました。
決勝の予想は大変難しいですが、ほんの少しだけパナソニックが有利かな??と思っています。
ラグビーで試合を有利に進めるには、ラインアウトやスクラムなどのいわゆるセットプレーでいかに優位に立つかというのが問われます。
なぜなら、セットプレー時には、ディフェンスは10m下がらないといけないので、きれいなボールが出るととても攻撃がしやすくなるからです。逆にセットプレーでプレッシャーを受けると、攻撃の芽を摘まれてしまい、得点につながりにくくなるからです。
セットプレーというのはいわばFW同士の力比べの意味合いもあるので、これで後手を踏むとその他のプレーでも圧力がかけられてしまうという不利な展開になりがちなんですね。決勝ではどちらがセットプレーで優位に立つか注目です。
個人的には、両チームのFW第三列の岩のような体躯のベン・ガンター(パナソニック)とショーン・マクマーン(サントリー)の対決です。どちらが意地を貫き通せるか、大変興味があります。
来週日曜日が待ち遠しいですね。

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