ワンプラスで日々リハビリに取り組んでいただいている利用者さまの、実際の成果を動画で撮影したものをご紹介していきます。
ただし、効果が出ても、いつも撮影しているわけではないので、毎度動画でご紹介することは難しいです。
今回のように分かりやすくご紹介できる場合もあれば、利用者さまご本人のお話、スタッフの感じたこと、ご家族やケアマネジャーその他のお話などでご説明する場合もあります。
ワンプラスを利用することでどのように体や生活が変化していっているのかをご理解いただけると嬉しいです。
今回ご紹介するのは
今回ご紹介するのはＯさま（６６歳・女性）です。
Ｏさまは、脳卒中を発症後約１年です。右半身にマヒがありますが幸いにも重篤な後遺症はなく、ＡＤＬは大きな問題はなく自立しています。
ただ、失語症があり発語は困難です。また右側の視野に問題があり、ご本人さまも気にされておりました。
ワンプラスのリハビリは、上下肢に残った後遺症へのアプローチがメインなので、ご本人さまに説明をし了解を得てのご利用となりました。
リハビリの方針は？
一見した限りでは、Ｏさまの手足に問題はなさそうでした。ご自分で動かすことのできない関節はありませんでしたし、運動時のバランスにも不安定感はなく、転倒危険などは少ない印象でした。
箸を使っての食事や書字も可能であり、正直ワンプラスでのリハビリで、どれだけ貢献できるのか不安に思う事もありました。
ただ、数回のご利用でご本人さまの様子をつぶさに観察したところ、手指の動作の滑らかさに少し課題があるのではないか？という部分が気になりました。
表現の仕方が難しいのですが、動作がやや「ぶっきらぼう」に感じられたのです。
筋出力の調整が細かくできないので動きに硬さが見られ、手先の細かな動作などで少し問題があるようでした。
しかし、こんな小さな後遺症に対してもリハビリを用意できるのが川平法のすごいところです。Ｏさまご自身に動作の問題を自覚していただき、それを解決するためのメニューを提示してご納得いただき、熱のこもったリハビリを繰り返しました。
徐々に動きに滑らかさが！
Ｏさまは失語症を患っていらっしゃるため、コミュニケーションは簡単なものに限られます。それでもお話が好きで、一生懸命身振り手振りで意思の疎通を図ろうとしてくださいます。その熱心さにつられ、スタッフはもちろん他のご利用者さままで巻き込んで楽しい時間を過ごす場面が多く見られました。
ワンプラスのほっこりとした雰囲気や川平法を中心としたリハビリメニューに慣れていくにしたがって、徐々にではありますが、手指の動きに抑制の利いたスムーズな動きが見られるようになってきました。
動きの変化が実感できたＯさまは、そこから一段と練習に力が入り、どんどん成果が出るようになってきました。
ゴルフボールを器用にも！
川平法を駆使してリハビリに努め、徐々に手指の動きにスムーズさが出てきたＯさまですが、出力の細かな調整や指同士の連携の向上、それぞれの指の動きの正確性のアップなどを目的に「手の中でゴルフボール２個を回す」課題を課し、川平法の合間の自主練習時などに取り組んでいただきました。
当初は、上手く指が動かずボールは揺れているだけで回りませんでした。それでも諦めずに練習していただいた結果、きれいにクルクルと回せるようになりました！
論より証拠、実際の動画はこちらです。
まとめ
後遺症は軽く、基本的なＡＤＬは自立しているＯさま。生活に不自由は少ないとは思いますが、手芸などの趣味を楽しむには、やはり困難が伴うようです。失語症や半盲なども抱えており、支援が必要な方です。
ワンプラスで出来ることをしっかりと考え、ご本人さまに理解をしていただき、リハビリに取り組んできた結果、より自由な運動を獲得することが出来ました。
脳梗塞や脳出血に倒れ後遺症が残ってしまい、ご自身が本来楽しみたい生活がある日突然不可能になってしまう、そういう事態に直面するご利用者さまは、本当に苦しまれているのだといつも思っています。そんな苦しみに寄り添い、少しでも生活を楽にできたり楽しめたり、そんな手助けが何とかできないか、と常々感じています。
後遺症があっても、生活を楽しみたいですもんね！！
実はＯさま、脳卒中の再発を防止するための手術を受けるため、現在ご利用は休止中です。
早くお元気になられ、再び一緒にリハビリに取り組むことが出来る日が来ることを願っています。
ご利用者さまに良い変化が出ることに幸せを感じる私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法（促通反復療法）をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess
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