ワンプラスで日々リハビリに取り組んでいただいている利用者さまの、実際の成果を動画で撮影したものをご紹介していきます。
ただし、効果が出ても、いつも撮影しているわけではないので、毎度動画でご紹介することは難しいです。
今回のように分かりやすくご紹介できる場合もあれば、利用者さまご本人のお話、スタッフの感じたこと、ご家族やケアマネジャーその他のお話などでご説明する場合もあります。
ワンプラスを利用することでどのように体や生活が変化していっているのかをご理解いただけると嬉しいです。
今回ご紹介するのは
今回ご紹介するのはNさま(女性 85歳)です。ワンプラスのご利用は長く、ベテランさんです。お年の割にと言っては失礼ですが、Nさまは大変活発で毎日のように用事を作っては出かけておられました。お友達も多く、ご家族の仲も良く、にぎやかな生活を送っていらっしゃいます。
しかし今回、二度目の脳卒中を発症してしまい、しばらくの間入院生活を余儀なくされてしまいました。
私たちも大変心配したのですが、幸い後遺症も大きくなく、回復期病院でのリハビリなどはせずご自宅に戻られました。
ただ、後遺症は小さいとはいえやはり残ってしまっています。以前のようにスムーズな運動がしづらくなってしまっており、退院後のご利用再開の時、いつもの明るいNさまの顔は見られませんでした。
とにかく状態の確認を
いつもより重たい動作でワンプラスへいらっしゃったNさまですが、表情も暗かったのを思い出します。
まずはご本人さまの様子を確認してリハビリの方針を立てなくてはいけません。ご利用再開前にご自宅でお会いして様子を伺ってはいたものの、もっとしっかりと状態を把握しなければ良いリハビリを提供できません。
いろいろな動作をしていただき、以前との比較を細かに行いました。
手も足も、大きな変化はなかったのですが、手指は痙性が増し動かしにくくなっているのはハッキリと分かりました。足も歩行時に多少すり足になってしまっているのが気になりました。
手指や足首などの末梢部分に後遺症が残っているイメージでした。
気になるところへアプローチ
Nさまの様子が変わっているのを確認し、いつものアプローチ方法に変更を加えました。限られた時間で、出来るだけの成果を出さなくてはいけません。川平法(促通反復療法)の原則にのっとりつつNさまにとって最も効果が出ると思われる種目をピックアップしてメニューを構成し、実践しました。
種目が進むにつれ、回数をこなすにつれ、徐々に動きが良くなってきて、以前のような動きに思ったよりも早く戻っていくのを感じてきました。
そして、最後に手指の手技を念入りに行った後、試しにNさまに指の動きをしてみていただきました。
たった1回のリハビリで!
ひと通りのリハビリが済んで、いつものように成果のチェックをします。
まだ表情が硬いNさまに「グーパーの運動をしてみてください」とお願いしてみました。
ワンプラスに来た直後と1回のリハビリを終えた後の指の動きの違いをご覧ください。
握る方向への力が強く(痙性)、指が伸ばしにくい状態にあったのが、1回のリハビリでここまで改善しました。
正直に言って、ここまで早く回復するとは思いませんでした。
マヒの状態も回復の過程も人それぞれで、なかなか読み切れないところがあるのですが、おそらく再発後のワンプラスでのリハビリ再開が早かったため、二度目の脳卒中で言えばまだ「回復期」だったからかもしれません。
足に関しても、一度のリハビリでかなりの回復を見せていました。
この成果のおかげで、すっかりNさまは気分を良くされ、いつも通りのにぎやかな声がワンプラスに響き渡るようなりました。
良かった、良かった(笑)
今回のように、ご利用者さまの表情がパッと明るくなり、再び生活に活気が戻っていくことを何より願っている私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess
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