ワンプラス利用者さまの声をご紹介します。『足首が・・・』

ワンプラスデイサービスでは、利用者さまに、小さなものから大きなものまで変化が頻繁に現れています。それは、スタッフが気付いたり、ご本人さまがおっしゃったり、ご家族やケアマネジャーさんがおっしゃったり、私が川平法でリハビリしている途中に気づいたり。
正直、変化はいつ起こるか分からないので常に動画などで押さえられるわけではありません。
ただ、たとえ小さな変化でも、ご本人さまに実感いただき、表情がパッと明るくなると、こちらも本当に幸せな気持ちになります。
今日もそんな小さな変化をご紹介します。

利用者さまのプロフィール

前回もご紹介した方です。真面目にリハビリに取り組んでいただき、運動機能の改善が著しく出てきている利用者さまです。
前回の記事はこちら
https://oneplusreha.com/uservoice-8

小さいながらも変化が出ている

このＫさま、腰椎圧迫骨折後の静養を経て、独居生活を維持するという目標を実現するため、週１回から週３回のご利用へと変更いただいております。
リハビリに対する意欲も大変高く、毎回小さな変化を見せています。８４歳と高齢なため無理は出来ませんし、現れる変化も大きくはありません。ただその進歩は着実で、毎回何かしらの発見があり、そのたびにうれしそうな顔を見せていただけます。週３回という頻度のご利用の為、下肢を中心にリハビリを行っても、上肢のリハビリに時間を割くことも可能で充実した機能訓練を受けていただいております。

母親思いの娘さま

Ｋさまは寝屋川市内で独り暮らしをされています。ご主人を亡くされて以来数年間は独居状態です。大阪と京都にお住いの娘さんが二人おられ、交代で毎週のように様子を見に来ては身の回りの世話を焼いてくれています。それぞれに家庭を持ちながらも、独居のお母さんが心配のようで、熱心に通って来てはお世話をされています。
ワンプラスご利用日に、送迎でたまにお会いするのですが、そのたびに「母は良くなりますでしょうか？」とお尋ねになります。「少なくとも腰椎圧迫骨折前のレベルには戻ります。それ以上の回復も夢ではないですよ。ご本人が一番熱心ですから」とお伝えすると、本当にうれしそうな表情を見せていただけました。

ある日、ご家族が気づく・・・！

娘さまの熱心な支援を受けて、独居生活をエンジョイされているＫさま、ある日娘さまの介助を受けてお風呂に入ったそうです。
湯船につかり、体や髪を洗い、更衣を済ませ、お部屋に戻ろうとしたときに、介助していた娘さまが気づかれました。
「お母さん、歩いている時に足首がいつものように内側に曲がってないな。足の裏が床にピッタリ着いているやん」と。
ご本人さまは自覚がなかったようで、指摘されて改めて自分の足を見てみると、マヒした足が移動中にもしっかりと床に着いていたそうです。
これにはＫさまもビックリされたようで、その翌日のご利用の時に早速ご報告してくれました。
Ｋさまによると、娘さまはお母さんのことをよく観察していて、変化を見つけると小さなことでも必ず伝えてくれるそうです。
歩行など、脚に力を入れなければならない時に、足首が内反（内側に曲がる）してしまうのはたびたび見られる現象です。これはかなり厄介で、リハビリで矯正するにも時間と根気が必要です。これが修正されているということは、順調にリハビリが進んでいる一つの証拠だと思います。

まとめ

リハビリの進捗について、私は基本的にワンプラスでしか確認することが出来ません。ワンプラスでは機能回復がみられても、ご自宅ではまた元通りということはよくある話です。
ワンプラスでの進歩をご自宅でも維持し、少しでも生活を楽にするのが最終目標です。
それにはご本人さまの意識の持ち方が重要であることはもちろん、ご家族さまや友人の方などがよく観察し、助言してくれることも大変重要です。小さな変化の発見と自覚が、その後のモチベーションを高く維持することに寄与するからです。
Ｋさまには良き観察者がいらっしゃることと、何よりご本人さまが回復に対し情熱を持っておられることがとても大きいと思います。
今回のＫさまの例だけではなく、他のご利用者さまもそれぞれに努力をされ、またご家族やご友人が回復に大きな期待を持たれています。
皆さまの期待に応えるべく、絶え間なく研鑽を積まなければならない、と決意を新たにした私なのでした。

そんな私が運営するワンプラスは、寝屋川市で脳梗塞・脳出血専門のリハビリ　川平法（促通反復療法）をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess