ワンプラス利用者さまの声をご紹介します。Yさま『車に乗った時・・・』

利用者の声

ワンプラスデイサービスでは、ご利用いただいている利用者さまに、小さなものから大きなものまで変化がひっきりなしに現れています。それは、スタッフが気付いたり、ご本人さまがおっしゃったり、ご家族やケアマネジャーさんがおっしゃったり、私が川平法でリハビリしている途中に気づいたり。
正直、変化はいつ起こるか分からないので常に動画などで押さえられるわけではありません。
たとえ小さな変化でも、ご本人さまに実感いただき、表情がパッと明るくなると、こちらも本当に幸せな気持ちになります。
今日もそんな小さな変化をご紹介します。

小さな変化が大きな喜びに

脳卒中後遺症との付き合いは、長く、時には辛いものになります。幸いなことに、当デイのご利用者さまは皆さま明るく元気に過ごしていらっしゃいます。でも、実際はもどかしく、不便の多い生活を余儀なくされていると思います。リハビリに従事する者として、責任の重さを感じます。
正直、もう諦めかけている利用者さまのいらっしゃいます。ただそんな中でも、利用者さま同士声を掛け合い、励まし合い、小さな変化を求めてリハビリに取り組んでいただいています。
そんな毎日を過ごしていると、小さいけれど、確実な変化を実感することが頻繁に起こります。その変化を感じ取った時の利用者さまの顔を見るために私は日々働いております。
利用者さまに起こった変化をご紹介していきます。

利用者様プロフィール

今回は、こんなご利用者さまの声をご紹介します。

名前:Yさま
性別:男性
年齢:66歳
利用:週2回
詳細:脳内出血発症後10年以上経過。右上下肢にマヒが残る。下肢は比較的動くが、時折足がもつれて転倒してしまう。上肢も肩や肘は動くが、指先の動きが良くなく、日常生活に不自由が多い。
週に2回、真面目にご利用いただいております。

こんな変化が!

Yさまは、ワンプラスから比較的遠方にお住まいで、送迎は片道で15分ほどかかります。車への乗り降りはスムーズで、脚の挙がりも悪くありません。歩行に関しては杖を使っておられ、下肢装具はご利用になっていらっしゃいません。一見下肢に不自由は少ないように思われますが、やはり非マヒ側のように自由に動かせるわけではなく、坂道などではバランスを崩しかけてフラっとされる事もあり、見守りが必要です。
そんなYさまが、送迎の途中で、
先生、ボク最近、車の中で脚を踏ん張れるようになったんだ。姿勢が安定して疲れにくくなったよ
とおっしゃいました。
確かに、車中では備え付けのハンドグリップをしっかり持たれていることが多かったような・・・。
それがほぼ不要になったようです。
後部座席で車が揺れたときに手で身体を支えるより、脚で踏ん張って体勢を維持した方が楽ですもんね。
生活の中で、こういった小さな良い変化が出る事が、利用者さまの喜びにつながるのですね。嬉しそうに話してくださったYさまの顔が印象的でした。

まとめ

Yさまは、川平法に大変期待されている利用者さまです。小さな変化もしっかり伝えてくれるので、こちらもやり甲斐があり、責任も感じます。
手の細かい動きや歩行などまだご満足いただけない事も多いですが、決してあきらめることなく私を信じて付いてきてくれるので、必ずご期待に沿えるよう、頑張りたいと思います。

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