ワンプラス利用者さまの声をご紹介します。『ペットボトルを・・・』

利用者の声

ワンプラスデイサービスでは、利用者さまに、小さなものから大きなものまで変化が頻繁に現れています。それは、スタッフが気付いたり、ご本人さまがおっしゃったり、ご家族やケアマネジャーさんがおっしゃったり、私が川平法でリハビリしている途中に気づいたり。
正直、変化はいつ起こるか分からないので常に動画などで押さえられるわけではありません。
ただ、たとえ小さな変化でも、ご本人さまに実感いただき、表情がパッと明るくなると、こちらも本当に幸せな気持ちになります。
今日もそんな小さな変化をご紹介します。

今回ご紹介するのは

今回ご紹介するご利用者さまは、Kさま(86歳 女性)です。
Kさまはワンプラス歴でいえばベテランに近い存在です。
左半身にマヒがありますが、大きな問題はありません。ブルンストロームのステージで言えば上下肢共にⅤ~Ⅵといったところです。
杖を使いながらもしっかり歩かれますし、日常生活動作で出来ないことはあまりありません。
ただ、年齢が年齢なだけに筋力が不足しておりやや不自由を感じる事もあるようです。
またバランス感覚にも少々難があり、段差や傾斜を歩く時に転倒不安を感じられています。
一時、腰椎圧迫骨折を患い体力が落ちてしまったKさまに関しては、筋力やバランス感覚の向上と、ご自身に対する自信を持っていただくことが課題だと感じていました。
以前そんなKさまの変化をご紹介した記事はこちらです。興味があればどうぞ。
https://oneplusreha.com/uservoice-8

明るく、楽しく

ワンプラスを週に3回ご利用のKさまですが、体力的な課題もあり、根を詰めるようなリハビリを行うわけにはいきません。集中力も長く続くわけでもなく、とにかくワンプラスでの目標は、スタッフや他のご利用者様を含め他者との交流と気分転換、そして体力を向上させることに主眼を置いてのご利用です。
私が言うもの大変失礼な話なのですが、Kさまはとてもかわいらしいおばあちゃまで、ちょっと恥ずかしがり屋さんですが、とても陽気で誰かが演歌を歌いだすと必ず踊りだすような気質の方です。いつもスタッフ含めみんなで楽しませていただいています。

でも、やることはやりますよ

Kさまは、毎回のご利用を大変楽しみにされており、体力の続く範囲でしっかりとリハビリにも取り組んでいただいております。限られた体力と集中力を有効に使いながらのリハビリは、より効率を求められており、意外にも気を使います(笑)
川平法(促通反復療法)で関節の動きを滑らかに、動きやすくして、スクワットやゴム、ボールを使った筋力トレーニング、バランス練習などにも取り組んでいただいています。
私は何歳でも筋力強化は可能だと考えていますし、実際にKさまも徐々にではありますが歩き方や体の動きに変化が見られるようになってきました。

ある日の会話の中で・・・

そんなある日のワンプラス、利用者さま同士で「ペットボトルはどうやって開けるのか?」という話題が上がりました。
「私は口で咥えて無理やり開ける」という武闘派(?)もいれば「私は100円均一で買った、ペットボトルオープナーを使って開ける」という知能派のご意見が出るなど、意外にも議論は白熱しました。
そんな会話を笑顔で聞いておられたKさま、おもむろに口を開き「最近な、私(不自由な)左手でペットボトルを押さえて、右手でフタを開けられるようになったんや」とおっしゃいました。
これには会話に参加していた一同ビックリでした。
「え?Kさん、自分でペットボトルを開けられるの??」
「そうや。」と涼しそうにKさまはおっしゃいます。
年齢が若くても、マヒの程度によってはなかなか難しいペットボトルですが、さすがのKさま、余裕の発言でした。
地道なトレーニングでマヒ側の握力が向上し、出来る事が増えていたんですね!
この発言には、大変うれしく思ったのと同時に、Kさまへのリハビリが間違っていなかったのだと再確認できました。
これからもずっと、明るくお元気なKさまでいらしていただきたいと思っております。

脳梗塞・脳出血後遺症に悩むすべの方が元気になっていただけることを願う私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess

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