ワンプラス利用者さまの声をご紹介します。『ゴルフクラブを』

利用者の声

ワンプラスデイサービスは、脳梗塞・脳出血後遺症に悩まれている方に、川平法(促通反復療法)という医学的に効果の認められている「ニューロリハビリテーション」を専門セラピストとのマンツーマンで提供しております。
発症後何年たっていても、手や足が再び動き出すことも決して珍しくありません。
ご本人さまの回復に対する熱意と、運動機能を回復させるための正しい手順を踏むノウハウが合わされば、そこに光は見えてきます。
ワンプラスでは、今日もご利用者さまから嬉しい声が聞こえてきています。
今回もそんなご利用者さまからのお言葉を紹介したいと思います。

今回ご紹介するのは

今回ご紹介するのはTさま(82歳 男性)です。
Tさまは、ワンプラスをご利用いただいてから1年ほどが経過しています。
もともと上下肢の機能に大きな問題は少なく、ステージでいうとⅤ Ⅵ Ⅴという感じでした。
脳卒中を発症されてから訪問リハビリやデイサービスをご利用され、熱心にリハビリに取り組まれてきていましたが、機能回復が思わしくなく、新しいリハビリを追加することを希望されてワンプラスを体験され、ご利用となりました。
他のサービスと併用されているので週2回のご利用ですが、大変熱心です。
ご利用はほとんどお休みもなく、休憩する時間を惜しんでリハビリを希望されるような方です。

リハビリの方針は

上下肢共に大きな問題はないのですが、ご本人さまとしては歩行を改善したいというのと、手の動きの巧緻性をもう少し上げたいという事でした。
そして、ゆくゆくは以前趣味としていたゴルフを再びプレーしたいという事でした。
上肢の挙上は、形は良くありませんでしたがなんとか肩から上に手を挙げることは可能でしたし、手指も分離運動が少しできるレベルであったので、私としてはゴルフスイングを出来るようになることも可能ではないかと考え、スイングにつながる運動を中心に、休憩を挟むことなく次々に川平法を施していきました。

徐々に形が出来てくる

週2回のご利用ながら、年齢の割にと言っては失礼ですが、本当に熱心に取り組まれており、その姿には他のご利用者さまも一目おいています。
機能改善のパターンには珍しく、まずは手指に改善の兆しが出て、その後肩関節にも良い変化が現れるようになってきました。
最終的な目標であるゴルフをプレーするイメージを具体的に持っていただきたく、パター練習セットを導入し、毎回リハビリ終わりに数十球チャレンジしていただきました。
そうすると、当初のぎこちないパッティングがだんだん滑らかになり、成功率もうなぎ上りになり、ご本人さまも嬉しそうにされていました。

クラブをね・・・!

そんなある日、いつものようにリハビリ終わりのパッティング練習時、杖をついて移動していただいていた時のことです。壁に立てかけていたパターを、ヒョイとマヒ側の手(右手)で持ち上げるではありませんか!
それを見て大変驚き「Tさん、パターをマヒ側の手で持ってるじゃないですか!」と興奮気味に問いかけると、
『先生、最近家でもスイングの練習をしているんだけど、マヒ側の手でクラブを持てるようになってきてるんだよ』
を笑顔でおっしゃいました。
パターとはいえ、ゴルフクラブはかなりの重量があります。それをマヒ側の手だけでしっかり把持して持ち上げる動作が可能になるとは。マヒが少ないTさまといえども、その進歩には大変驚かされました。

現在、ゴルフスイングに合わせて腕を振り上げる練習も集中的に行っております。ご自宅でも少しずつ練習をしているようで、今後の進歩が大変楽しみです。

ご利用者さまが、楽しみを持ち充実した生活を送ることのお手伝いをすることに生きがいを感じている私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess

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