もう良くならないの?

利用者の声

みなさま、ブログの更新を怠っていたら、もう2月になってしまいました。
申し訳ございません。リハビリもブログも頑張って行きますので今年もよろしくお願いいします。
新年からワンプラスは頑張っております。
早いもので開業してから7年半ほどが経過しております。
相変わらず脳卒中後遺症のマヒした手足の機能回復に特化したデイサービスを運営しております。マヒした手足にアプローチする方法として「促通反復療法」を駆使しています。
脳卒中発症後何年たっても、機能回復の可能性がある特殊なテクニックを使っています。
発症後6か月以上経過してしまったいわゆる生活期とか慢性期とか言われる時期に入るとリハビリの選択肢が狭くなり、現状に納得するしかない。。。
そんな状況に風穴を開けるべくワンプラスは奮闘しています。
利用者さまも私の意気込みを感じてくださり、毎日みんなで少しずつでも良くなるようにと取り組んでいます。

そんな毎日を過ごしている中で、こんな出来事がありましたのでご紹介したいと思います。

出会いはご主人の執念

現在、寝屋川市在住の皆さんのリハビリを行うワンプラスデイサービスと並行して、寝屋川市外在住のリハビリ希望の方向けに、ご自宅を訪問して促通反復療法をして差し上げる出張リハビリも行っております。
今日ご紹介するのは出張リハビリでお世話になっているIさまです。
Iさまは73歳の女性で、およそ1年前に脳卒中を発症されました。右半身にマヒが残り、不自由な生活を送っておられました。
発症後すぐに開頭手術を受けられ一命はとりとめたものの、執刀医からは寝たきりになる可能性が高いという話を聞いていたと言います。
ただ、Iさまのご主人さまはどうしても納得がいかず、諦めませんでした。インターネットなどを通じて様々なリハビリ法を調べあげ、促通反復療法(川平法)に行き当たります。
書籍などいろいろ情報を収集している間に、促通反復療法への信頼度が上がり何とか奥さまにこのリハビリを受けさせてあげたいと思われました。
近隣で促通反復療法が可能な施設をくまなく調べ、寝屋川で出張リハビリを受けているワンプラスと出会うことになりました。
ご主人さまは「もしワンプラスと出会わなければ、奈良県で行っている家族向けの講習会で練習して、私が川平法を実践するつもりでいました」と真顔でおっしゃるほどの執念です。
その熱意に押され、私もさっそくIさまのリハビリをすることを承諾しました。

確かに大変だった

オペを担当した先生から寝たきりになるかもしれないという話があった通り、当初は座位を取ることすら困難でした。ご主人さまから回復期病院での歩行練習の動画を見せていただきましたが、セラピストに前から抱っこされて無理やり移動させられているという状態でした。また、高次脳機能障がいもあり、会話は簡単な受け答えのみ。短期記憶にも課題があり私の名前も覚えられないレベルでした。
正直「これは大変だ」と思いました。でも、ご主人さまの川平法に対する期待は尋常ではありません。比較的動きの良い上肢を中心に、下肢や体幹も含めて地道なリハビリを繰り返しました。
すると、ご本人さまの反応が毎回変わるのを感じました。「もしかしたらこれは何とかなるかも・・・」と感じたのはご利用開始から数か月後でした。

びっくりするような回復ぶり

もしかしたらご本人さまの中に、川平法を続けていれば回復していけるかもしれないという思いが芽生えたのかもしれません。私のいう事に出来るだけ応えようとしてくださるのが分かりました。リハビリが終わったら、ご自分でベッドサイドで立ち上がり挨拶しようとしてくださる事などもありました。
私のリハビリと同時に、介護保険を使った訪問リハビリも定期的に受けておられ、川平法との両輪での取り組みが続きました。
そんな毎日を過ごしている間に、いつの間にかに立位もしっかりしてきて、歩行が出来るようになるまで回復してきました。手すりを使えばスイスイと、セラピストの介助なく歩けるようになりました。ご利用開始当初の姿からは、正直説明がつかないような回復ぶりに驚くばかりでした。

不死鳥のごとく

実はIさまには、順調な回復ばかりではない紆余曲折がありました。
本当に順調な回復を見せていた昨年夏くらいに、施設で転倒し大腿骨骨折。入院とオペとなってしまいました。
2ヶ月ほど入院生活を経ていよいよ退院といった時に再び転倒し今度は上腕骨骨折。またまた入院とオペ。
さすがにこれは難しいだろうと思いつつ、4か月ほど過ぎてから私のリハビリが再開しました。
また最初からのやり直しを覚悟しましたが、思ったより機能が落ちていなかったのが救いでしたが、入院前の姿に戻るのは困難だと思いました。
しかし、そこは不死鳥・Iさまです。再び活力を取り戻し、歩けるようになるじゃありませんか!本当に恐れ入りました。
意思の疎通が簡単なものに限られるだけに、ご本人さまの気持ちまでは深く理解はできませんが、おそらくご主人さまの期待に応えたい一心でここまで回復したのではないかと思います。

もう良くならないの?

脳卒中で倒れ、骨折を繰り返し、危機を何度も乗り越えてきたIさまですが、今日も黙々とリハビリに取り組んでいただいています。
訪問リハビリのセラピストさんも、Iさまの姿が本当に信じられないようでリハビリのたびに「Iさん、ここまで回復してくるだけで奇跡ですよ!本当に良いものを見せてもらっています」といつも声掛けをしてくれるそうです。
これは、セラピストさんの率直な感想であり、どこも非難されるいわれはありません。私だって心の中ではそう思っています。
でも、Iさまは褒め言葉としてそれを受け止めているわけではありませんでした。
ある日同じような言葉を掛けられたときにIさまは
「(ここまで回復しただけでも奇跡というなら)私は、もうこれ以上回復はしないということなの?
とご主人さまにおっしゃったようです。
おお、なんと高い意識でしょうか!まだまだ回復を目指しておられる気持ちがバッチリ感じられますね。
ご主人さまはじめ、ご家族の回復への熱意がひしひしと感じられて、とても良いお話だと思いますし、支援させていただいている私としても身の引き締まる思いです。
ご主人さまも、まだまだ回復が可能だと信じておられています。
その期待に応えないといけませんね!また頑張りますよ!!

川平法(促通反復療法)の可能性を信じ、頑張っておられる方の力になりたい私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess

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