ワンプラス利用者さまの声をご紹介します。『2階に・・・』

利用者の声

ワンプラスデイサービスでは、利用者さまに、小さなものから大きなものまで変化が頻繁に現れています。それは、スタッフが気付いたり、ご本人さまがおっしゃったり、ご家族やケアマネジャーさんがおっしゃったり、私が川平法でリハビリしている途中に気づいたり。
正直、変化はいつ起こるか分からないので常に動画などで押さえられるわけではありません。
ただ、たとえ小さな変化でも、ご本人さまに実感いただき、表情がパッと明るくなると、こちらも本当に幸せな気持ちになります。
今日もそんな小さな変化をご紹介します。

今回ご紹介するのは

今回ご紹介するご利用者さまは、Oさま(78歳 女性)です。
脳梗塞・脳出血後遺症に特化したリハビリデイサービスであるワンプラスにあって、Oさまはパーキンソン病を患われています。
Oさまをご担当のケアマネジャーさまが、ワンプラスのことをご存知で「脳卒中ではないのですが、パーキンソン病のリハビリも見ていただけませんか?」とお問い合わせをいただいたのが始まりでした。
私は、川平法を代表とする脳梗塞・脳出血後遺症の最新にリハビリ法である「ニューロリハビリテーション」をご提供することを中心にデイサービスを運営していますが、パーキンソン病など、他の脳神経疾患に対する運動療法をご提供することも可能です。
脳卒中やパーキンソン病など、メジャーな疾患であるにも関わらず、しっかりとしたリハビリを施すシステムを持った施設がほとんど無いという現状に困られて、ワンプラスへご相談を持ち込まれたということです。

Oさまのご様子

Oさまは、2年ほど前にパーキンソン病の診断を受けていて、その重症度を表す「ヤール分類」ではⅡとされています。
ヤール分類でⅡというと、その状態は「両方の手足のふるえ、両側の筋肉のこわばりなどがみられる。日常の生活や仕事がやや不便になる。」などど定義されます。
実際にOさまの状態を見た感じで言うと「両手は多少の震えがあり、細かい動作が苦手。歩行は手を引くような介助が必要だが、すくみ足や突進などは見られない」でした。
ただ、今まで活発に活動をされて生きていただけに、ご自分の動きの不自由さにご不満を持っておられ「せめて自分のことは自分でしたい。少なくとも自由に歩けるようになりたい」とおっしゃっておりました。
ご本人さまのお話を聞いていると、回復にとても意欲があると感じられました。「意欲があれば、正しいリハビリを重ねることで必ず良い変化が生まれますよ」と声をかけ、一緒にリハビリに励みました。

どんなリハビリを?

パーキンソン病は、体の動きが小さくなったり不安定になったりする症状が出る病気です。声や書く文字まで小さくなってしまったりすることもあります。また不安定感が強まるため、転倒危険などもありケガをすると急激にADLが落ちてしまう場合もあります。
Oさまに関しては、上肢の動きはある程度保たれていて大きな問題はないと判断。限られた時間を下肢の動きを改善させるリハビリに重きを置くことにしました。
主なリハビリはやはり運動療法です。それも体の動きを大きく、場合によっては大げさに感じられるくらいのレベルで繰り返し行うことです。
ご家族や、訪問リハビリのセラピストからは「転んでけがをするから、決して一人で歩いたり運動したりしないように」を強く言われていたOさま。
最初はワンプラスのリハビリ方針に戸惑っておられましたが、スタッフが安全を確保した中での運動は、とても気持ちが良いことにすぐに気づかれました。
それからというもの、ワンプラスから課されるいろいろなメニューをしっかりとこなされ、どんどん元気になってこられました。

そんなある日、冒険に・・・

順調な回復を見せていたOさまの様子を観察し、発症してからほとんどしていなかった外出をしてみても良いくらいに回復したのを見計らい、外を少しだけ歩く提案をしてみました。ご自身の回復具合に自信を深めておられたOさま、二つ返事でOKされます。スタッフが安全を確保し見守る中、ワンプラスの外をぐるっと一周。ゆっくりとした歩調で歩かれました。
しっかりと最後まで歩き切ったOさま、満面の笑みで「私にとっては大冒険だったわ!」と大変喜んでおられました。
いよいよご自身の体の動きに自信を深めていかれる様子が手に取るように分かりました。

ヘルパーさんが、ご主人が・・・!

そんなある日のご利用日、いつも通りに送迎にお伺いすると、ニコニコ顔のOさま、お見送りのご主ひ人さまとヘルパーさんを顔を見ながら「私ね、家の階段を上って二階まで行って、下りてきたのよ。ね?お父さん」とひと言。笑顔でうなずくご主人さま。これにはヘルパーさんも大変驚かれた様子でした。
ご利用のたびに動きが良くなっていき、頑張れば動けるようになる、ということをご理解されたのだと思います。
今でもOさまは、お元気にワンプラスに通われています。これからどれだけ改善していくのか、大変楽しみです。
以前のようにご主人さまとご旅行などに行けるようになると良いですね!しっかりとワンプラスが支援していきますよ!!

脳梗塞・脳出血後遺症だけでなく、パーキンソン病に対する運動療法も行えるワンプラスは、寝屋川市で川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess

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