ワンプラスでリハビリした成果を動画でご紹介します

動画で紹介

ワンプラスで日々リハビリに取り組んでいただいている利用者さまの、実際の成果を動画で撮影したものをご紹介していきます。
ただし、効果が出ても、いつも撮影しているわけではないので、毎度動画でご紹介することは難しいです。
今回のように分かりやすくご紹介できる場合もあれば、利用者さまご本人のお話、スタッフの感じたこと、ご家族やケアマネジャーその他のお話などでご説明する場合もあります。
ワンプラスを利用することでどのように体や生活が変化していっているのかをご理解いただけると嬉しいです。

今回ご紹介するのは

今回ご紹介するのはNさま(84歳・女性)です。
脳卒中発症後約4年が経過しています。
左半身にマヒがあるのですが、マヒ自体はそれほど大きくはありません。腕や手指の運動に制限はあまりなく、どの方向にもある程度の自動運動は確保されています。
歩く方にも問題は少なく、装具や杖なしで歩くことは可能です。転倒しそうな不安定感もなく見守りも必要ないレベルです。
ただ、上肢で言えば書字や食事など細かい運動に問題があり、ご自分でももどかしいようで、あまり日常生活で左手を使うことはないようです。

リハビリの方針は?

そんなNさまは、外出して家族やお友達と積極的に交流するのが大好きなお方です。ワンプラスでもいつも場を盛り上げてくれる、大変ありがたい存在です。
生活での困りごともあまり深刻ではなく、どちらかというとワンプラスに来て、スタッフや他の利用者さまと会えるのを楽しみにしておられるのかも?と思うことも。
しかし、ご利用いただいているうちに、後遺症は小さいとはいえやはり生活に悩みを抱えていらっしゃるのが分かってきました。
右手をメインに左手を補助手として使うのであれば、ADLはかなり自立していると思います。
ただ、やはり自由に左手を使って洗顔や食事、入浴などを普通に気持ちよく行いたいという希望が見えてきました。
というわけで、歩行に関する気になる部分のフォローをしながらも、手指や肩や肘などをもっと自由に軽く動かせるようになるためのリハビリをしっかしと行っていくこととしました。

リハビリのメインはもちろん、川平法

川平法は、他のリハビリ法とは異なり、手指一本一本までしっかりリハビリを施すことのできる手技があります。指の動きに合わせて手首、前腕、肘などを動かすような複合的にケアのできる手法もあり、バリエーションは大変豊富です。
それらを駆使し、Nさまにリハビリを受けていただきました。動きがぎこちなかった利用開始当初と比べ、徐々に自分の思うように動かせるように変化をしていく自分の手や指に、大変喜ばれておりました。ご家族やケアマネジャーさまからも「本当に腕や指を動かすようになった」とご意見をいただけるなど、ゆっくりではありますが、確かに進歩していきました。

お茶碗を左手で!

熱心にリハビリに取り組んでいただいていたある日、いつもより腕が挙がりやすくなっているのを私自身が感じました。それは「進歩のサイン」です。ご本人さまはあまり理解されていないようでしたが、私の感触が明らかに変化したのを確信し、以前撮影したお茶碗を口元まで持っていき、食事をするときの動作の動画を撮影させていただきました。
その時のビフォーアフターの映像が、これです。


いかがでしょうか。動画を細かく見ると、腕が挙がりやすくなったのと同時に、脇を無理に開いて腕を挙げようとしているところに変化が出ているのがわかると思います。
軽い茶碗を、実際の重さにしたかったためにお手玉を数個入れているのはご愛敬です。すみません。

まとめ

今回は細かい変化のご紹介だったので、ご本人さまはあまり気づかれておりません(笑)
この動画を見せて、初めてご自分の変化を理解したようです。しかしこの変化以降お食事の時には、お茶碗をずっとテーブルに置いていたそうなのですが、今では左手でしっかり持ってお味噌汁を召し上がるようになったそうです。良かったですね。その方が絶対に美味しいですもんね!
Nさまは、まだ細かい部分でご自分でやりたいことが多くあるようです。また、歩行も見直して、もっと遠くまで楽に外出をこなせるようになりたいとのご希望もおっしゃっています。
いつも明るく、ワンプラスを盛り上げてくださるNさまのご要望に応えるよう、またリハビリに頑張っていこうと思います。

そんな私が運営するワンプラスは、川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess

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