ワンプラスで日々リハビリに取り組んでいただいている利用者さまの、実際の成果を動画で撮影したものをご紹介していきます。
ただし、効果が出ても、いつも撮影しているわけではないので、毎度動画でご紹介することは難しいです。
今回のように分かりやすくご紹介できる場合もあれば、利用者さまご本人のお話、スタッフの感じたこと、ご家族やケアマネジャーその他のお話などでご説明する場合もあります。
ワンプラスを利用することでどのように体や生活が変化していっているのかをご理解いただけると嬉しいです。
今回ご紹介するのは
今回ご紹介するのはNさま(女性 59歳)です。Nさまは、脳卒中後遺症に悩む当事者の会である「らんらんらんの会」を中心となって立ち上げられ、貴重で有益な情報交換の場を提供して下さっている方です。
実は、同じような組織をワンプラスが中心となって立ち上げようとしていたところに、らんらんらんの会の存在を知ることとなり、中心人物であるNさまとコンタクトを取るに至り、私がらんらんらんの会の運営に協力するということとなり、Nさまがワンプラスをご利用いただくことになる、というご縁があり、今日に至っています。
Nさまは左上下肢にマヒがあり、ブルンストロームのステージで言うと、上肢下肢ともにⅢ程度と、決して軽いマヒではありません。
ただ年齢的に60歳前と若く、家事全般を担当する主婦という立場もあり、マヒに負けずに動き回っておられました。
しかし、やみくもな運動を続けていても回復が望みづらいという現実を認識され、ワンプラスでのリハビリを希望されるに至りました。
リハビリの方針は?
主婦業をしっかりとこなしたいというご希望は、なかなか簡単なハードルではありません。洗濯や炊事など手をフル回転させ、買い物などもするため外へ出ていくこともあります。
マヒがありながらも、元気に動き回っている方です。
一方で、手足の動きはあまり良くなく、ご利用当初は少々諦めている印象もありました。
まずは肩や肘、股関節などの体幹に近い関節から動きを出させ、徐々に末梢の関節に移動していく方針を立て、取り組んでいきました。
努力はするものの・・・
当初、ワンプラスでのリハビリには熱心に取り組むものの、それだけの成果が順調に上がってきたとは言えませんでした。マヒの度合いも軽くはなかったので、私もなかなか成果が出ずに焦ってしまう事もありました。
それでも諦めずに、丁寧に川平法(促通反復療法)を行っていきます。動きの比較的よい体幹に近い肩関節や股関節などを中心に何とか動きを出そうと繰り返しリハビリに励みました。
そのおかげか、ようやく自分の意志で関節運動が出来るようになり、そこから徐々にではありますが機能が回復してきました。
肘が動いた!
週に3回のご利用で、諦めかけながらもなんとかリハビリを続け、ご自身でもその変化を理解し始めてきたころ、今度は肘関節に変化が出てきました。
ご利用開始当初はほとんど動きのなかった肘が少しずつ動き始め、川平法でリハビリをした後にご自身で動かしてみるように促すと、だんだんと動かす力が確かなものになってきて、そして可動域も広がってきました。
正直、私も驚きましたが、ご本人さまが一番驚かれておりました。
実際に肘関節の動きがどのように変化したのか、ご覧ください。
肘が伸びた後、びっくりしたように覗き込む姿、分かりましたか(笑)
肘を曲げる筋肉の緊張が強く、関節の運動をコントロールできていなかった印象があります。
肘を伸ばすための筋肉の使い方を覚えた、というところでしょうか。
これからもやりますよ!
数年間にわたり動きに変化の出なかった左腕に、これだけの変化が出ました。
Nさまは、ワンプラスでのリハビリに加え、ボトックス治療も併用されています。筋緊張の状態が整っているところで川平法(促通反復療法)を施すと、より高い効果が見込まれます。この相乗効果をうまく活用した結果だとも思われます。
Nさまは、家事全般を担当する主婦でありながら、家にじっとこもっていることが出来ない活発な一面も持っておられます。
手足の動きを改善させ、旅行やグルメなど、もっともっと生活を楽しんでいただきたいと思います。
Nさまのように、あれもこれもやりたいことが多い当事者の皆さまを全力でフォローしている私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess
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