ワンプラスで日々リハビリに取り組んでいただいている利用者さまの、実際の成果を動画で撮影したものをご紹介していきます。
ただし、効果が出ても、いつも撮影しているわけではないので、毎度動画でご紹介することは難しいです。
今回のように分かりやすくご紹介できる場合もあれば、利用者さまご本人のお話、スタッフの感じたこと、ご家族やケアマネジャーその他のお話などでご説明する場合もあります。
ワンプラスを利用することでどのように体や生活が変化していっているのかをご理解いただけると嬉しいです。
今回ご紹介するのは
今回ご紹介するのはHさま(男性 77歳)です
最近よく登場されるHさま(70歳)とは別の方です。
今回のHさまは、ワンプラスのご利用が始まってまだ2か月ほどしか経過していません。
1年ほど前に脳卒中に罹られ急性期・回復期病院への入院を経てご自宅に戻られました。
寝屋川市内に奥さまと二人暮らしをされています。ただ、奥さまの体調も万全ではなく、夫婦で助け合って生活をされている状態です。
後遺症の状態は?
Hさまは、右半身に後遺症が出ていますが手足へのマヒはあまりありません。歩く際に下肢装具も杖も不要です。お一人でスイスイと歩かれます。
他のご利用者さまが目を丸くして驚かれるくらいです。
ただ、右肩関節の動きが弱く、腕を前方に挙げる動作が苦手です。「腕を上にどうしても挙げたい」という希望を持ってワンプラスへ来られています。
またHさまは失語症を患われており、言葉が出てきません。言いたいことが伝えられないもどかしさを表情にあらわされることもあります。
簡単な発語の練習なども入れながら、肩関節の動きの回復などを主眼に置いてリハビリに取り組まれています。
腕を挙げたい理由
Hさまは、肩関節の動きを改善することを切に望まれています。私とマンツーマンで一生懸命に腕を動かす練習を行ってくださいます。
Hさまが腕の動きにこだわる理由があります。
奥さまと二人暮らしをされていることはすでにお伝えしていますが、夫婦で力を合わせて生活を送られています。
体調が万全でない奥さまを気遣い、Hさまはいつも家事のお手伝いをされているそうです。
その中で、力の弱い奥さまの手助けにと、布団を干す仕事をHさまはどうしてもやりたいのだそうです。
そんな切実なHさまのご希望を何とか叶えるべく、毎回しっかりと腕を動かす練習を行ってきました。
早速リハビリの効果が!
肩関節の運動は、主に働く三角筋の動きを改善させることがとても重要です。ただし重たい上肢を支えるのは、三角筋だけでは不十分です。
上腕骨と連携している肩甲骨の安定性と円滑な動きが三角筋に負けず劣らず重要となります。
Hさまの三角筋の動きの弱さについては当初から気になっていましたが、それよりもまず肩甲骨の動きの鈍さや安定性の欠如が気になりました。
それらの問題を解決すべく、川平法に加えその他の促通法も駆使しながら懸命のリハビリに励みました。
その結果、まだまだ十分とは言えませんが、これだけの腕の運動の回復を得ることが出来ました。
まだ週2回・2か月程度のご利用ながら、これだけの成果が出るということはご本人さまの努力が大きいと思います。
黙々と運動に励むHさまの姿がワンプラスでいつも見られるひとつの風景になっています。
もっともっと腕を自由に動かすことが出来るようになり、奥さまを支え楽しい生活を送っていただけるような支援をこれからも続けていかなければと思っております。
そんな私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess
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