みなさんこんにちは。
今日はラグビー リーグワンの初年度の決勝戦が行われました。
日本ラグビー最高峰リーグの一番強いチームを決める戦いです。
決勝戦のカードは埼玉パナソニックワイルドナイツと東京サントリーサンゴリアスの組み合わせでした。
まず順当な組み合わせです。
ラグビーは番狂わせの起こりづらいスポーツとして有名で、この両雄の対戦は事前の予想は可能でした。
今日の国立競技場では、日本最高のチームを決するにふさわしい激闘が行われました。
今日の試合で一番すごかったのは、埼玉パナソニックワイルドナイツのマリカ・コロインベテ選手でした。
コロインベテはラグビー強国・オーストラリアのバリバリの代表で、世界最高のウイングの一人です。
そんな選手が日本でプレーしてくれるなんて、ちょっと前はとてもとても考えられなかったのですが、2015年のW杯で日本代表が南アフリカ代表を破った一戦から流れがハッキリと変わりました。世界が日本ラグビーのレベルの高さに目を向けるようになり、報酬の高さや治安の良さ、プレー環境の良さなどが伝わり、世界一線級の選手が次々を来日することとなりました。
サントリーにもNZバリバリの代表であるダミアン・マッケンジー選手がいたり、トヨタにはデュトイ選手がいたり・・・。キラ星のごとくそうそうたる面々が日本のラグビーを盛り上げてくれました。
今日の決勝戦は、私の戦前の予想通りワイルドナイツがサンゴリアスを振り切り初代王者となりました。
コロインベテの獅子奮迅の活躍が本当に印象的でした。
リーグワンの何がすごいって、世界一流の選手が本気でプレーするという事なんです。決して手を抜かない。それだけ油断のならないレベルでプレーしているという事なんですね。
日本代表は「グッドルーザー(良き敗者)」としか認識されていなかった時代を知る者にとっては隔世の感がありますね。
そんなリーグワンの今シーズンは今日で幕を下ろしたのですが、とても印象に残った出来事がありました。
準決勝と三位決定戦
私に印象にとても残ったのは、決勝戦ではなく準決勝と三位決定戦でした。
準決勝の一試合は、東芝ブレイブルーパス東京とサンゴリアスでした。
東芝は、シーズン中は中位のあたりを行ったり来たりするチームだったのですが、後半に調子を上げリーグ戦の4位に滑り込み、決勝トーナメントに進出してきました。
サントリーとの準決勝でも堂々と渡り合い、勝負は最後まで分かりませんでした。勝負の分かれ道は東芝のミスでした。外に出たボールを投げ入れるプレーをラインアウトというのですが、ラインアウトで4回連続ミスが出て得点機を連続で逃してしまっての敗戦でした。
ミスの原因はボールを投げ入れる東芝の森選手の失敗でした。
ベテランの森選手は、交代選手として満を持して登場してきただけに、自らのミスからの敗戦に相当ショックがあったようでした。
試合後の呆然とした森選手の顔が印象に残っています。
ただヘッドコーチは敗戦の直後に、次の三位決定戦での森選手の先発起用を即座に決めたそうです。森選手に挽回の機会を与えたんでしょう。
誰もが汚名返上を期待していた三位決定戦でしたが、森選手は持ち前の堅実なプレーを見せ、試合を作って見せました。
でも、後半途中に交代を命じられピッチを去るときに、思わず涙を流していました。
決勝ヘ進めなかった責任を感じていたのでしょうか。緊張の糸が切れた途端に涙が出てしまったのだと想像します。私ももらい泣きしました(笑)
チームもクボタスピアーズに惜敗し、シーズンは4位で終了しました。
試合終了後も涙を流し続ける森選手の姿がとても印象に残りました。
選手名鑑を見ると、森選手は34歳。選手としてはあと数シーズンでしょう。
今年の悔しさを胸に来シーズンの大活躍を祈ります。
コロナで試合が中止になったり無観客試合になったり、すったもんだのあったリーグワン初年度でしたが、ラグビーのレベル自体は確実に上がっているのを感じました。
スポーツとしてのラグビーとしてはもちろん、こういった人間が作るストーリーなんかも楽しみながらリーグワンの次のシーズンも楽しみたいと思います。
さて、6月は日本代表戦のシーズンです。来年のW杯に向け重要な試金石となります。フランス代表も来日しますし、これも目が離せません。
世界に挑む日本代表の姿をしっかりと目に焼き付けたいと思っています。
そんな私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
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