前回までのあらすじ
年末くらいから調子の悪くなったわが家の犬ヒナタ(メス)。かかりつけの獣医さんに診てもらうも原因は不明。ステロイド中心の対症療法に不安を感じ、思い切って獣医さんを変更。信頼のおける先生のアドバイスに忠実に従い、ヒナタの様子を祈る思いで見ているわが家でした。
先生の言葉を信じる
原因不明の「たんぱく漏出性腸症」なるものに侵され、体調不良がずっと続いていたわが家のヒナタ。
ステロイドなどの対症療法を施しても、なかなか血中たんぱくの数値は正常値に戻りませんでした。
散歩が大好きだったはずのヒナタは、散歩用のリードを見ても動きたがらず、じっとしたまま。本当に信じられませんでした。
そんな毎日を過ごしている中、かかりつけの先生から「脂肪を除いた食事療法で、症状が改善する報告があるよ」と言われ、藁にも縋る思いでそのアドバイスを実行しました。
すっかりご飯を変更する
以来、8月現在数か月にわたり、脂肪をほぼ100%抜いた「たんぱく質中心ご飯」に変更しています。たんぱく質は摂りたいが脂肪はダメ、という条件をクリアする食材は「鶏のささ身」です。毎回スーパーに立ち寄ってはささ身を買い込み、湯がいては食事に出しています。そのほか糖分は白米やサツマイモで摂取。ミネラルやビタミンなどの栄養素が不足するので、犬用のサプリメントも与えています。
もともと食いしん坊な犬なので、食べられるものなら何でもガツガツ食べます。白米もイモもささ身も大好きなようで、すごい勢いで食します。
数日間これを続けているだけで、体調が改善されているのを感じました。以前の元気なヒナタに戻っていくのです!
散歩も楽しい
2月くらいから食事を変更し、様子を見ているのですが、体調はみるみる回復。ウンチも以前のような形に戻り、散歩も元気に行っています。ほかの犬ともガウガウするし、ちょっと迷惑ですが、ジャックラッセルテリアらしい姿を取り戻しています。
最近のヒナタの様子です。ご覧ください。
左右に高速回転していますが、ご機嫌で楽しくて仕方ない時の仕草です。通院は不要です(笑)
先生、ありがとうございます
1か月に一度程度の定期的な通院は欠かしませんが、血中たんぱくの濃度は正常値を保っています。様子も変化がなく、毎日元気です。
ただ先生曰く、脂肪を摂るとまた必ず体調を崩すので、脂肪を避ける注意だけは続けてほしい、とのことです。
いわゆる「寛解」の状態なんだそうです。ちょっとの油断で、また調子が悪くなり、放っておけばまた命の危険があるそうです。
もう二度とそんなことにならないよう、飼い主としてしっかり見ていきたいと思っています。
八方ふさがりかと思われたわが家に、救いの手を差し伸べてくれた先生には心から感謝です。
しかし、油断をすると再びピンチに陥る危険があるとはいえ、その瀕死のピンチから脱出できたヒナタは強運の持ち主ですね。
この子の出自には、じつはかなりの困難があるんです。
いつかまた機会を見て、お話ししようと思います。
そんな私が運営するワンプラスは、川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
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