ワンプラスで日々リハビリに取り組んでいただいている利用者さまの、実際の成果を動画で撮影したものをご紹介していきます。
ただし、効果が出ても、いつも撮影しているわけではないので、毎度動画でご紹介することは難しいです。
今回のように分かりやすくご紹介できる場合もあれば、利用者さまご本人のお話、スタッフの感じたこと、ご家族やケアマネジャーその他のお話などでご説明する場合もあります。
ワンプラスを利用することでどのように体や生活が変化していっているのかをご理解いただけると嬉しいです。
今回ご紹介するのはこの方
Yさまは、手指の動きに大きな変化の出た方です。
指の動きに変化の出たときの動画はこちら
利用開始当初は腕を動かすたびに肩や肘が突っ張り、なかなか思うような運動が出来ず、イライラされる場面も多く見られました。元々動作をするたびに力みがちなクセのある方で、少年時代に野球をやっていたときにも、コーチから再三「力みを抜いて、楽に!」とのアドバイスを受けていたそうです。
そのクセが現在も残ってしまい、何事にも力任せな印象のある方です。
川平法を駆使してリハビリをする際「頑張りすぎずに頑張る」をスローガンにしているだけに、なかなかこの力みが抜けないことが、機能回復の向上の妨げになっていました。
だんだん理解してきた
力を思い切り入れる事で腕や脚を動かす、ということを信条(?)としていたYさま。どうしても力を抜いて楽に運動をしてほしい私との川平法を通した格闘を経て、ようやく力みを抜いた運動の効果を実感していただけるようになってきました。
そのコツを理解していただければこちらのもの。次々と変化が現れてきました。以前ご紹介した手指の変化は、利用開始後すぐに現れ始め、今ではすっかり親指と人差し指で物をつまむ動作がきれいにできるようになっています。今回ご紹介する動作は、専門用語で言うと「前腕の回内・回外」です。
平べったく言うと「手首の回転」です。決して大きな動作ではないのですが、日常生活ではとても重要な動きです。テーブルの上のモノを掴んで口に持っていく時などには必ず伴う動作です。これが安定的にできるようになると、指の動きと合わせて、よりレベルの高い作業が出来るようになります。
その成果がこちら
リハビリ前は、手首を回す際に脇が開いたり肘を曲げたり伸ばしたり、余計な運動が多くフラフラしてしまいとても実用には程遠いレベルでしたが、リハビリ後はそれらの余計な運動は最小限となり、ご自身の意図した運動がキレイに再現されるようになりました。
まとめ
Yさまは脳出血発症後15年近く経過されている、脳卒中歴のとても長い方です。急性期・回復期を経て、長い間ご自宅で、介護保険を使いながらのリハビリに励まれてきました。しかし思うような成果もなかなか出ず、半ばあきらめかけた時に訪問リハビリの看護師さんからワンプラスを紹介されて、ご利用となった方です。
川平法でのリハビリは、今までの脳卒中リハビリ法と全く異なるので、皆さん最初は面食らわれます。でも、私の言うことを信じて取り組まれているうちに、今まで無かった変化が出るようになり、それが成功体験となって、よりレベルの高いリハビリに取り組めるという好循環がワンプラスではあちこちで見られています。Yさまも「10年以上ガマンしていたけれど、ようやく本当にリハビリしている気持になっているよ」と喜ばれております。
このYさまの最高の誉め言葉をエネルギーにして、明日からも努力していこうと思います。
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