昨年の7月に再開した「京都促通反復療法研究会」の定例実技講習会ですが、先週の日曜に開催されました。
年末の12月を除いてほぼ毎月開催してきたこの定例講習会、毎回熱心なセラピストさんが参加してくれます。
目の前の患者さんに少しでも良いリハビリを施したいという志を持った人に川平法をお教えするのは本当に楽しいです。
川平法を勉強したての頃は、私が受講者として先輩セラピストから教えていただいていたのですが、いつの間にか講師助手として参加の皆さんに教える立場になってしまいました。
「石の上にも三年」とはよく言ったのもので、忍耐強く続けていれば良いこともあるんだなと思います。
今回は手指・手・前腕!
この定例実技講習会は、ほぼ毎月開催されており、3回受講するとひと通りの川平法の手技を学ぶことが出来るプログラムになっています。
あ、下肢についての手技については要望が少ないという理由から開催できていません。ただ、参加の皆さんから「下肢もしてほしい」という声が結構多くあり、今年中に一度くらいは下肢の回を設けようかという話も出てきております。
川平法の勉強会は、全国組織とはなっていませんが、川平先生の承諾を受けた各地の有志が熱心に普及活動を行っています。
受講を希望される方は近畿圏だけではなく、遠方からの参加も頻繁にあります。今回は山梨県や広島県からも!その熱心さには頭が下がります。
今回の講習会の内容は、上肢特に遠位の手や手指を中心とした手技をみんなで学びました。
指はどこからどこまでなのか?
川平法の手首や手掌、指への手技は豊富にあり、様々な方向に動く関節運動をくまなく網羅できるようになっています。
ただ、扱う関節が小さいために難易度が自然と上がってしまう傾向にあります。慣れないと操作に力が入りすぎてしまい、患者さんの運動を妨げてしまうこともあります。
他の指導助手の先生からお聞きすると「京都の勉強会は手技の練習に時間をたっぷり取るので、習熟度が上がりやすい」とのこと。難しい手指の手技も皆さん何とか形になるようになりました。
そんな充実した講習会の中で、講師のK先生がこう問いかけました。
「人間の手の指はどこからどこまでですか?」と。
外見上は手のひらから伸びている指の部分を指すのが普通だと思うのですが、
「レントゲン写真で見ると、指の骨は手のひら(の中)までつながっていますよね」と解説してくれました。
つまり手指の動きの回復には見えている指だけではなく、手のひらまでのアプローチが必要だということなんですね。
なるほど。指の動きには少なくとも手のひらも関係しているんですね。
指導補助として参加しているにもかかわらず、毎回勉強になることがあり自己研鑽にもつながる貴重な機会なんです、京都の研究会。
川平法から少し離れた手技の勉強もできるのがこの会の良いところだとも思います。
皆勤賞を目指します!
参加されたセラピストの皆さんも、今回も充実した表情でしたね。
私も気づきが多く、ワンプラスに戻ってからのリハビリの質が少し上がる気がして嬉しく思います。休みを使って参加するだけの価値は十分にあると思っています。
この研究会は、通年で毎月行うのが原則です。京都と名前がついているものの参加者の利便を考えて大阪で開催しています。
志を持った多くのセラピストさんに参加していただきたいです。
京都促通反復療法研究会ウェブサイトはこちら
https://www.kyotorfe.com/
和気あいあいと楽しく勉強しましょう。
私も出来るだけ参加するよう予定を調整しています。
皆勤賞を目指しています!!
指導する立場ながらちゃっかりと自分が勉強して得をしている私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess
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