コロナ禍で休止していた川平法の実技講習会が先月末に行われました。
京都促通反復療法研究会が主催する勉強会なのですが、この勉強会はちょっと変わっています。
まず、促通反復療法研究会と銘打った集まりなのですが、学ぶのは促通反復療法(川平法)だけではありません。
川平法をベースとしながらもより実践的なセラピスト養成を目指し、臨床で経験する諸問題の解決や最新のリハビリのトレンドなども含めて話をしていくのが大きな特徴です。
これが本当に勉強になるんです。
指導助手として参加しているわが身ながら、参加者と一緒に勉強させられることが多く、職場へ持って帰って即実践できる内容も含まれており、休日を費やしても参加しなければならないといつも思っています。
今回は 前腕・肘・肩
今回のお題目は上肢全般です。手指については深く突っ込んだ話にはなりませんでしたが、とてもためになる話を聞くことが出来ました。
会長のK先生は本当に良く勉強されていて臨床経験も豊富で、どんな質問にも答えてくれます。
また、川平法を自分流にアレンジしたテクニックも披露してくださいました。
指導助手としては、参加者から「教えてください」と頼まれても、内心「いや、この手技、私も初めて見るんです」と何度つぶやいたことか(笑)
困った私たちスタッフの顔色を見てK先生が慌てて「このテクニックは私のオリジナルです」とフォローしてくださることも。
川平法は、それぞれの関節を個別に動かすようなテクニックが多いのですが、今回は「そうは言っても関節はつながっていますから」といった主旨の説明があり、手首や前腕、肘、肩の連携などについて詳しく解説がありました。
川平法の考え方をベースに置きつつ、応用的で独創的なテクニックを常に研究するK先生の熱心さには頭が下がります。
毎回新たな視点で臨床に臨めるこの勉強会は本当に貴重な場になっています。
ちょっと脱線も・・・
堅苦しい雰囲気が苦手な京都のスタッフの意向が反映されたこの会は、本当にアットホームで、最初は硬い表情だった参加者も次第に雰囲気に慣れてきて、後半になると質問なども活発に飛び交うようになります。
その流れでK先生から、川平法のそもそもの成り立ちや川平先生の素顔などについての言及もあったりして、脱線した話題も織り交ぜつつあっという間に1日は過ぎていきます。
今回も学びは多く、実は私は職場に戻ってからさっそく新しい手技を利用者さまに施しています。即効性のあるテクニックをまた習得することが出来て大変満足しています。
私の脳卒中リハビリテクニックに深みが増して、とても嬉しく思っています。
もっともっと勉強して、誰も追いついて来られないレベルまで自分の腕を磨いていきたいと思っております。
参加されたセラピストの皆さんも、今回も充実した表情でしたね。
休みを使って参加するだけの価値は十分にあると思っています。
この研究会は、通年で毎月行うのが原則です。京都と名前がついているものの参加者の利便を考えて大阪で開催しています。
志を持った多くのセラピストさんに参加していただきたいです。
京都促通反復療法研究会ウェブサイトはこちら
https://www.kyotorfe.com/
和気あいあいと楽しく勉強しましょう。
来月以降もしっかりと勉強する機会を確保して、ますます自分の腕を磨くことを心に誓った私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess
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