促通反復療法研修会(オンライン)に参加しました

リハビリ勉強会

9月25日(土)、四国川平法研究会主催の『促通反復療法研修会』に参加しました。
セラピストが川平法を勉強する機会は大まかに言うと、東京の施設で川平先生から直接教えていただく方法と、私が毎回学ばせていただいているような有志が主催する勉強会に参加する方法があります。
毎回東京へ出向くわけにもいかないので、メインは各地にある勉強会への参加となります。
関西地区にはいくつか勉強会があります。そして、今回参加させていただいた四国にも研究会があります。
私が思うに、川平法(促通反復療法)に関して言うと、志を持ったセラピストがその技術を半ばボランティアで広めていることが多いのではないかと思っています。
まだ歴史の浅い手技だということもあるのでしょうが、大きな組織を形成して拡大に努めるという姿勢は見られません。
私としては、多額の授業料を払って長い年月をかけて習得するような手技よりも敷居が低いことに好感を持っています。
東京で川平先生の教えをいただくにしても、びっくりするような金額ではありませんし。
セラピスト同士が切磋琢磨して和気あいあいと川平法の技術を高めていく、という雰囲気が好きですね。
今回川平先生に依頼して研修会を主宰してくださった四国川平法研究会さんも熱心なセラピストの集まりであり、良い意味で手作り感満載の研修会を設けていただいて大変感謝しております。

久しぶりの川平先生

コロナ禍で、大人数が集まって講習会をすることが不可能な状態で、致し方なくオンラインでの開催になりました。でも逆に言うと、オンラインだから私が参加することができた、という面もあるわけで、良し悪しといったところでしょうか。
今回貴重な時間を割いて、とても詳しく解説してくださった川平先生ですが、お顔を見るのは1年以上ぶりでしょうか。『川平法を自分たちで』という当事者の組織が川平先生をお招きして大阪で研修会を主宰されたときに参加させていただいて以来ですね。相変わらずお元気でした。
川平先生はとても気さくな先生で、偉そうな態度を一切見せられません。私が3年ほど前に東京で長期研修を受けさせていただいた時も、一緒にラーメン屋でご飯を普通に食べました。直接川平先生に遠慮なく質問できる機会を得て、失礼なことも含めたくさんのことを尋ねたことを覚えています。

いまの川平法

川平先生は現在、東京で「川平先端リハラボ」を運営されており、臨床のかたわら促通反復療法の研究もされています。臨床で様々なデータを蓄積し、それを研究に使い新たな発見につなげている、という活動をされています。
私も大阪にいて、なかなか新しい知見を得ることが難しいので、今回の研修会は大変興味深く、ためになりました。
最近の研究では、持続的な電気刺激を加え、振動刺激も併用することで川平法の有効性が格段に上がることを強調されていました。また、ボツリヌス注射による痙性のコントロールと川平法の相性の良さも教えてくださいました。それから、肩の痛みを訴える患者さんに対しての対応法についても詳しく教えていただきました。臨床で困っていることを質問できることはたいへん貴重です。
少しずつではありますが、川平法も進歩しているのではないかと感じました。

まとめ

脳梗塞や脳出血の後遺症で日常生活に不自由を感じておられる方は全国にたくさんいらっしゃいます。マヒや高次脳機能障害の回復は簡単な話ではありません。川平法のような新しいリハビリ法でも難しい症例はあると思います。ただ、そこで諦めてしまうのではなく、少しでも良くなる方法はないかと日々利用者さまの状態を観察し、アプローチ法を考え、他の仲間が得た情報を共有し、研鑽し続けることがとても重要なんですね。今日のような研修会に参加すると日々の努力の重要性をいつも痛感します。
また、頑張ります。四国川平法研究会の皆さん、貴重な場を提供いただきありがとうございました。

新しい情報を得て、早速明日からのリハビリに使ってみようとたくらんでいる私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess

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