ワンプラス利用者さまの声をご紹介します。Ｋさま『リハ翌日に実感』

ワンプラスデイサービスでは、ご利用いただいている利用者さまに、小さなものから大きなものまで変化が頻繁に現れています。それは、スタッフが気付いたり、ご本人さまがおっしゃったり、ご家族やケアマネジャーさんがおっしゃったり、私が川平法でリハビリしている途中に気づいたり。
正直、変化はいつ起こるか分からないので常に動画などで押さえられるわけではありません。
ただ、たとえ小さな変化でも、ご本人さまに実感いただき、表情がパッと明るくなると、こちらも本当に幸せな気持ちになります。
今日もそんな小さな変化をご紹介します。

私やスタッフが気づく前に・・・

ワンプラスでリハビリを行っていると、利用者さまから動きの変化に関するご意見をいただくことがあります。今回は、私が気づく前にご本人さまからこんなお話をいただきました。

利用者さまプロフィール

今回は、こんなご利用者さまの声をご紹介します。

リハビリの方針

動きの悪くない手を使って、日常生活で出来ることを増やしたいというお話をご本人さまから聞き、具体的なご要望を引き出し、まずは、左手でお茶碗を持って食事を出来るようにしようと、目標を決定しました。

リハビリの取り組み

もともと腕や脚の動きに大きな問題はないので、川平法を用い関節の可動域を拡げたり（目的の運動以外の筋緊張を落とす）、より細かな運動が可能なるよう（震えてしまったりしないよう）プログラムを組み、取り組んできました。特に下肢に関しては、関節運動はほぼ問題なく、下肢装具も不要です。ただ、筋力が弱く、段差を超えるのにひと苦労し、平地でもヨロヨロ不安定な歩行動作でした。そこで、脚力をつけるべく、歩行の練習や立ち座り（スクワットのようなもの）を取り入れ、安定した立位、歩行を獲得できるように努力してきました。

ある日ご本人さまが・・・

体力的な問題があるからか、リハビリも意欲はあってもなかなか最後までしっかりこなすということが難しい日が続きました。私が受ける変化の兆しについても正直あまり実感はなく、このままでご満足いただけるのだろうか？と不安に思うこともありました。
そんなある日、ご本人さまから「川平法でリハビリしてもらった翌日は、とても良く手の指が動く。二日目以降は元通りだけどね」とおっしゃっていただきました。
これは川平法の即時効果を実感していただいているからこそのご意見だと思います。即時効果とはいえ、ご本人さまが変化を感じて喜んでいただく成功体験が重要で、これからのモチベーションにもなりますし、回復への階段を上り始めた証拠だと感じます。
二日目以降が元通りというご意見、とても惜しいと思ったので、効果を定着させるため週１回から２回への利用増を提案し、ご了承いただきました。これで少しずつ進歩していくことが可能になるのでは、と期待しております。

まとめ

実はＫさま、最近、腰椎圧迫骨折が発覚し、しばらくの間利用を休止され、自宅静養を余儀なくされ腰に大きなコルセットを装着されております。とても残念なのですが、背に腹は代えられません。ただ、家でじっとしていては、再び筋力低下＝ＡＤＬの低下が懸念されたので、主治医のご意見およびケアマネジャーさまとの調整の結果、ワンプラスをご利用いただき、軽く体を動かしていただくことから再開しております。腰には関係のない手指などへ川平法を施したり、工夫しながら様子を見ながらのご利用です。幸い表情も明るく、ご利用を楽しみにしていらっしゃるのが嬉しいです。
また、仕切り直しでゆっくり歩みを進めていきましょう。