ワンプラスデイサービスは、脳梗塞・脳出血後遺症に悩まれている方に、川平法(促通反復療法)という医学的に効果の認められている「ニューロリハビリテーション」を専門セラピストとのマンツーマンで提供しております。
発症後何年たっていても、手や足が再び動き出すことも決して珍しくありません。
ご本人さまの回復に対する熱意と、運動機能を回復させるための正しい手順を踏むノウハウが合わされば、そこに光は見えてきます。
ワンプラスでは、今日もご利用者さまから嬉しい声が聞こえてきています。
今回もそんなご利用者さまからのお言葉を紹介したいと思います。
歩きたい!
今年の春くらいから、やたら若いご利用希望者さまがワンプラスに集まるようになってきました。
そのことについてご説明している記事はこちら
まだ働き盛りの年齢層の利用者さまが多くなってきて、ワンプラスの雰囲気も随分と変わってきました。
そんな中、新規のご利用者さまにMさま(55歳 男性)がいらっしゃいます。
Mさまは、ご利用開始前の無料体験の時に、車いすに乗っていらっしゃいました。
回復期病院でのリハビリでは、セラピストに付いてもらって介助を受けながら歩くことは出来たのですが、ご自宅に戻ってからはまったく歩くことはないとのことでした。
室内でも車いす移動なのですが、ご自宅には車いすが通れるようなスペースがあまりないようで、日中はほとんど車いすに座るかベッドに横たわるか、という状態なんだそうです。
そんなMさまの目標は、まずは自力で移動すること。その後は自力で排泄行為を出来るようになること。
とても地道な努力が必要になると思われました。
Mさまは奥さまと二人暮らしです。生活のほとんどで奥さまの介助が必要な状況です。
まだ55歳、本来ならまだまだ働かなければならない年齢です。ご自身の体の不自由さにどれほどもどかしい思いをされているのかと思うと胸が痛みます。
まずは、何としてでも基本的なADL自立をしなければなりません。
うらやましいなぁ・・・
そんなご利用日のある時、Yさまという比較的マヒの軽いご利用者さまが歩行練習をされていました。
Yさまは歩行に課題があり、ご本人さまも歩くことに不満を持っておられました。
ただ、川平法で歩行練習をした後にご自身で歩いていただくと、キレイに歩かれます。この歩き方を定着させるのが課題です。
その日もリハビリ後にキレイな歩行をしておられました。
その姿を見ていたMさまがひと言「とてもキレイに歩かれますね。憧れます」とおっしゃいました。
確かに今のMさまにとって、Yさまの歩行は憧れ以外の何物でもないと思います。
練習すれば、いずれね
そんなMさまとYさまのやり取りを、横でUさまという方が見ておられました。
Uさまは、何度かこの記事でご紹介したことがあるのですが、ワンプラスご利用開始当初は車いすで、まったく歩ける気配はありませんでした。
そんなスタートから始まったリハビリですが、必死の努力の末に今では杖を使ってスイスイ歩かれるようになられました。
最初の弱々しい姿と現在の活発でにこやかな顔のギャップが大きく、周囲のご利用者さまからからかわれることも一度や二度ではありません。
そんなUさまがMさまに向かって『ここ(ワンプラス)で練習していれば、いずれは歩けるようになるからね』
と声をかけてくださいました。
ご自身で経験されているだけにとても説得力のある言葉で、Mさまに響いていたのではと思います。
ひとつずつ積み上げましょう
ご利用開始当初、送迎車への乗り降りだけでも一仕事でした。スタッフと相撲を取るような姿勢でがっぷり四つに組んで移乗していました。
そこから2か月ほどのリハビリで、手すりに支えてもらいながらもマヒ側の脚を前に出して、歩行の様な動作が出来るようになってきました。
手指の動きにも良い変化が少しずつ現れてきており、こちらにも希望が持てると思います。
ただし、ワンプラスでのリハビリは魔法ではありません。運動を学習することを求められます。川平法は効率の大変良い学習方法ではありますが、ご本人さまの意欲と努力が無ければ効果は期待できません。
効果が現れるのが遅く、焦ったりイライラしたりすることもあるかもしれません。
でも、そんな時には周りにいる仲間たちの姿を見たり言葉に耳を傾けたりして、勇気を振り絞りましょう。
Mさま、今日も頑張ってリハビリに精を出しましょうね!
ワンプラスの仲間たちが励まし合いながらリハビリに取り組んでいる姿を見るのが大好きな私が運営するワンプラスは大阪府寝屋川市にあり、脳梗塞・脳出血後遺症に対し川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess
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