ワンプラスでリハビリした成果を動画でご紹介します

動画で紹介

ワンプラスで日々リハビリに取り組んでいただいている利用者さまの、実際の成果を動画で撮影したものをご紹介していきます。
ただし、効果が出ても、いつも撮影しているわけではないので、毎度動画でご紹介することは難しいです。
今回のように分かりやすくご紹介できる場合もあれば、利用者さまご本人のお話、スタッフの感じたこと、ご家族やケアマネジャーその他のお話などでご説明する場合もあります。
ワンプラスを利用することでどのように体や生活が変化していっているのかをご理解いただけると嬉しいです。

今回ご紹介するのは

今回ご紹介するのはNさま(80歳・男性)です。
脳卒中発症後約4年が経過しています。上下肢共に動きは鈍く、特に上肢に課題が多い利用者さまです。下肢については、歩行は可能なのですが、杖に頼り転倒不安を訴えています。
ご本人さまは上肢の回復を希望されているのですが、下肢についても課題があるので、上下肢共にまんべんなくリハビリを行っています。
上肢の進歩については、過去の記事でご紹介しているので、そちらをご覧ください。

ワンプラスでリハビリした成果を動画でご紹介します
ワンプラスで日々リハビリに取り組んでいただいている利用者さまの、実際の成果を動画で撮影したものをご紹介していきます。 ただし、効果が出ても、いつも撮影しているわけではないので、毎度動画でご紹介することは難しいです。 今回のように分かりやすく...

 

下肢のリハビリを頑張ろう

下肢のリハビリについては、もちろん川平法がメインです。股関節、膝関節、足関節、それぞれへの促通手技を施し、効果を検証し、アプローチ法を考え直しては再トライ、の繰り返しです。
川平法を施しているときは、足関節を除くそれぞれの関節の動きは良く、上肢に比べ問題は少ないように思えます。
ただ、ある関節を動かそうとすると、他の関節に命令が行ってしまい余計な運動が付随してしまういわゆる「共同運動」が顕著でした。
特に、車の乗り降りの時に必要な、「股関節と膝関節を同時に曲げて車内に乗り込む」動作がとても苦手でいらっしゃいました。股関節に屈曲方向の命令を入れると、膝関節が勝手に伸びてしまうのです。
これは、Nさまに限った話ではなく、多くのワンプラスのご利用者さまにも言える現象です。これを原因として、マヒ側の脚を伸ばしながら歩く「ぶん回し歩行」が出てしまうのです。
Nさまは、ぶん回しが強く出る歩行ではないのですが、いずれにしても車への乗り降りが困難なタイプでした。

共同運動を小さくしよう

共同運動は、脳梗塞・脳出血後遺症のやっかいな現象です。これを分離して、本来やりたかった運動だけを行えるようにするのが、我々セラピストの大きな使命です。私はこの難題に立ち向かうにあたって、川平法を武器に臨みます。
ひたすらに目的とした運動を利用者さまと息を合わせて行います。余計な運動が出ないように、私が関節を動かすコースをコントロールし、さらに、動かしやすいように反射や低周波治療器、バイブレーションなどを駆使します。
Nさまも、ご自身の意思でキレイな運動が徐々に見られてくるのをお感じになり、ますますリハビリに取り組んでいただきました。

努力の結果が、これです

そして、かなり運動のコントロールが出来るようになったと感じたときに、送迎時の乗車の様子を見させていただきました。
リハビリ前と、分離運動が進んできたリハビリ後の動画をまとめたものが、これです。


股関節をしっかり曲げながらも、膝を曲げる事が可能になりました。
動画の最後、自分の意思で脚を動かして乗車が出来たときの控えめなガッツポーズ、見逃さないでくださいね(笑)

まとめ

ご本人はおろか、周囲も諦めてしまいがちな脳梗塞・脳出血後遺症である片マヒ。
ワンプラスでは、少しでも利用者さまの生活が楽になり喜んでいただけるよう、脳科学をもとにしたリハビリ法を駆使し、多くの方に喜んでいただける結果を出しています。
Nさまについては、歩行内容も今後は見直し、上下肢共にバランスの取れた回復を目指して一緒に努力していきたいと思っております。
そんな私が運営するワンプラスは、川平法(促通反復療法)をマンツーマンで行っているデイサービスです。
大阪周辺には、自費で出張リハビリも行っています。
https://oneplusreha.com/addaccess

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